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「んん。凪さん?……あ!凪さん!凪さんまじでいた!良かったぁ!夢じゃなかったぁ!」
「あぁ。おはよう、圭司。」
「おは、え、おれ寝ちゃったんすか?すんません!」
慌てて頭を下げる圭司。そんな圭司を見て凪は本当に圭司だ、と再確認した。
「いいよ。起きたばかりで悪いが、話したいことがあるんだ。」
「大丈夫っす!何の話すか?」
凪はケイシーに視線を向ける。凪の視線を追って圭司はケイシーがいることに気付く。
「あ!キンパツのおれがいる!」
ケイシーは素直な反応をするケイジにクスッと笑い口を開く。
「僕はケイシー。偶然ナギさんと出会って帰ってきたらキミ、ケイジさんがいてビックリしました。本当にそっくりですね。」
「俺も最初はケイシーを圭司だと思ったよ。」
「キンパツのおれもなかなかイイっすね!おれのことはケイジって呼んでくれていいっすよ!ケイシーさん!」
「わかりました。じゃあ、僕のこともケイシーと呼んでくださいね。」
「了解っす!ケイシー!」
圭司の天真爛漫さが、3人の会話を和やかなものにしていた。あまり話すのが得意ではない凪はいつも圭司のこの性格に助けられていた。
「じゃ、話をしようか。ケイシーに相談もあるし。」
「そうですね。僕からも話しておきたいことがあるので、聞いてもらえますか?」




