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「ナギさん、あの、会わせたい人がいるんですけど…」


「ケイシーの両親だろう。」


「いえ、両親ではなくて、ですね、その、まぁ会ってもらったほうが早いんですけどね…。」


「どうした、ケイシー。顔色悪いぞ。大丈夫か。」




ケイシーは怯えていたのだ。ケイジを求めているナギにケイジを会わせたら、自分は…ナギにとっていらない存在になってしまうことを。


まさかケイジが自分の実家にいるだなんて思ってもいなかった偶然に、むしろナギとケイジの絆とか運命とか抗うことのできない何かを認めざるを得ない気がしてきた。


(僕の個人的感情なんか優先している場合じゃないよな。ちゃんと2人を会わせてあげなくちゃ…!)


「僕の部屋に行きましょう。そこに会わせたい人がいますから。」









圭司は部屋の中でソワソワしていた。ケイロンやシーティルから息子にそっくりだと聞いてはいたが、まるで金髪になった自分がそこにいると錯覚するほど同じ顔だった。


それに、話があると言われた。自分のほうは初対面であるはずなので、話どころか何の用事もない。もしかして、息子に成り代わってあのお人好し夫婦を騙そうとしていると思われたのかもしれない。


だとしたら、誤解を解かなくては。まずは息子の話を聞いてみないことには何も出来ない。


「チッ、まだかよ。いつまで待たせんだよ…。」


落ち着かない気持ちを鎮めるため、ウロウロと部屋の中を歩き回っている圭司。ガチャリと部屋の扉が開く音がした。振り向きながら自分と同じ顔を確認しようとした。





「おい!おれは、、、、、、、え?」


振り向いた圭司の目に捉えた人物は、自分と同じ顔をした男ではなかった。





「ま、さか……うそ……な、なぎさん…?」


「圭司か!!」










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