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「あら?ケイシー?帰ってきたの?」


「あ、うん。ちょっと色々あってね。…あれ?その人…」


「うわぁ!!おれがいる!!!」



圭司とケイシーは初対面にも関わらず、見慣れた顔が目の前にあり、お互い信じられないものでも見るような目で見つめ合った。


シーティルがクスクスと笑いながら2人の反応を楽しんで見ていた。ケイロンも2人を交互に見て声をかける。


「似てるとは思っていたけど、見比べると本当に同じ顔してるなぁ!まるで双子のようじゃないか!」


圭司とケイシーはまだ見つめ合っている。ケイシーはケイジの顔を見ながら、ドクドクと心臓がイヤな音を立て、冷や汗が流れてくるのを感じていた。


「も、もしかして…ケイジ、さん?ですか?」


搾り出した声に反応したのは圭司ではなく、シーティルだった。


「ケイシー、ケイジくんのこと知ってたの?」


圭司もシーティルと似たような疑問を持ったらしく、チラッとシーティルを見やってからまた視線をケイシーに戻し、シーティルと一緒にケイシーの返答を待った。


「いや、直接知ってたわけじゃないんだけど…。えっと、そうだな…。マミィ、僕の部屋って今?」


「ケイシーの部屋?今はケイジくんに使ってもらってるわよ。」


「あ、じゃあ、ちょっとケイジさんに話したいことがあるんだ。その、ケイジさん、先に部屋に行っててもらえるかな?」





初めて会ったはずなのに、自分に話があるという。なんだかわからないけど、ケイロンやシーティルに聞かれたくない話であろうことは予測できたので、圭司は頷いて借りている部屋へと向かった。




食堂には久しぶりの対面であるはずの親子3人が残っているが、ケイシーの顔は青く、とても親子の再会シーンとは思えない空気だった。


ケイシーが重い口を開く。



「ダディ、マミィ、悪いけどしばらく家には入ってこないで欲しいんだ。理由はあとで話すから。」


深刻な様子のケイシーに夫婦はわかった、とあっさり返事して、どちらにしろ今日の農作業もあるので畑へと向かって行った。




両親を見送り、外で待ってもらっていたナギを家の中へと呼んだ。










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