表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/136

17






ナギとケイシーは街道を歩き続けていた。ナギは無表情でとっつきにくい雰囲気を纏ってはいるが、話しかければちゃんと答えてくれるし、見た目に対して感じたものとは違う印象をケイシーは抱き始めていた。


「へぇー。ケイジくんはそんなに僕とそっくりなんですか?会ってみたいものですね。」


「あぁ。お前が圭司じゃないのがまだ信じらんねーくらいだからな。」


ケイシーは自分が間違えられたケイジという人物についてナギに質問していた。そんなにそっくりなんだろうか?気になるのも仕方ない。


ケイジのことが気になっているのは確かだが、ケイシーは本当はもっとナギに聞きたいことがたくさんある。ナギ本人のこともそうだし、スキルやなんかについても聞きたかった。


だけど、そういう踏み込んだ話はもっと仲良くなってからじゃないと、とケイシーは慎重に話題を選び親交を深めている段階だった。






「お前には悪いことをしてしまったと思っているんだ。」


ナギのほうから話しかけられ、その内容にきっと元パーティーのことだろうなとアタリをつけるも、とぼけることにした。


「僕、ナギさんに何かされましたっけ?」


「あ、いや、お前が気にしていないならいいんだけど。でも…すまなかった。」


あぁ、やっぱり元パーティーのことだなとケイシーは確信した。見かけによらず優しい人なんだな、とナギにますますの好印象を持った。






「俺がぶっ飛ばしてしまった奴の誕生日か何かだったんだろう。」


「は?」


なぜ急に誕生日という単語が出て来たのかケイシーは混乱した。どこかにそれと結びつくような会話ややり取りがあっただろうか?ぐるぐると考えを巡らす。



「パーティーをする予定みたいだったから。俺のせいで参加できなくなって、お前には悪いことをしてしまったと思っていたんだ。」










「えぇ!?パーティーってそっち!?」








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ