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ガイディックがいる隣国のギルドがある街へ到着したマイコリー、ナギたち一行。街の入り口では今まで見たことないような極上の笑顔(鼻栓完備)でガイディックが待ち構えていた。


「長旅お疲れ様でございます。」


「おや!ガイディックさん!わざわざお出迎えいただけるとは、ありがたいことです。」


「いえいえ、この国のギルドでもマイコリーさんのお店に対する評判は上々ですから。早く支店を出して欲しいと冒険者たちからも言われているくらいですよ。」


「それは商人冥利につきますね。ガイディックさんと合流できましたし、ケイシーくんたちをお願いしてもよろしいですかな?ウチはさっそくこの国の大元締めさんのところに商談に行ってきますから。」


「えぇ、勿論。ケイシーくんたちと会うのも久しぶりなので、ゆっくり食事でも行きたいと思っていたところです。」







ガイディックが迎えに来てくれたことにより、マイコリーは商談へと向かうことに。


「ガイさん!久しぶりっす!」


「お久しぶりですね。旅の疲れは出ていませんか?」


「俺は大丈夫です。楽しくここまで来れました。」


「そうですか…。それで、あの、どこにいらっしゃるのですか?」


誰が?と聞こうとした瞬間、ナギの後ろにいた黒いモノがガイディックに向けてぴょこっと顔を出した。


「ぷぉおおおおおおおお!!!」


突如ガイディックが叫び、装備していた鼻栓が勢いよく鼻から飛び出してしまい、鼻血が垂れていた。






「ガイディックさん…あの、大丈夫ですか?」


ケイシーがハンカチを渡しながら尋ねる。ケイシーもナギもケイジもドン引きの表情でガイディックを見ていた。


当のガイディックはダークウルフに跪き、慈愛に満ちた笑顔で鼻血を流している。


「お…おい、なんだ?こやつは?」


「ガイディックさんだ。俺たちがお世話になってる人。」


「ふむ。気持ち悪いが悪い奴ではないということか?気持ち悪いが。」


「もちろん。とても良い人だ。」


ダークウルフにガイディックを紹介するナギ。しかし、ナギ以外にダークウルフの声は聞こえないためガイディックには急にナギが独り言を言い出したようにしか見えない。











ケイジが爆弾を投下する。


「ナギさんはポチとしゃべれるんすよ!羨ましいっすよね〜!」













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