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泣き崩れている茶髪の男をギンジが荒縄で拘束している。ケイシーが魔道具でガイディックに連絡を取り、身柄を引き渡すことになった。


ナンシーの活躍?によりスピード解決となったわけだが、そのナンシーが寝込んでしまったのだ。


「ジルレンシーおじさん、あのナンシーの防御壁って…?」


「あぁ、あの子の感情が昂ると出るんだが、アレが出現したあとはいつも寝込むんだ。」


「防御壁なんて珍しいですよね。使える人は少ないんじゃないですか?」


「そうらしいね。でもナンシー自身、意識して出しているわけではないみたいだからどうしようもないんだけどね。」







今日はみんなが仕事どころではなくなってしまい、寝込んだナンシーを心配しながらギルドに引き渡されていく茶髪の男を見送った。


防御壁が出てから寝込むナンシーはいつもなら1晩で元気になるらしい。


ケイシーは自分のために怒ってくれたナンシーにちゃんとお礼を言わなきゃ!と思っていた。









「ナンシーはツンデレってやつっすよね!」


「つんでれ?ってなんですか?」


「何って…えーっと、ツンデレってどういう意味でしたっけ?凪さんわかるっすか?」


「いや、俺はわからない。どういう意味なんだ?」


「えー!凪さんもわかんないんすか?んーっとね、確か…ツンツンで、デレデレなんすよ!」


「ぷっ!なんだ、それ?説明になってるのか?」


「説明になってるっすよ!ツンツンでデレデレだから、ツンデレなんすよ!」


「あはは!ケイジ何言ってるんですか?ははは!」


「もう!ケイシーまで馬鹿にして!ひどいっす!」





ナンシーが寝込んでしまったものの、誰が怪我などすることなく解決した問題のあとで、気が抜けた3人はいつも通りに楽しく会話していたのであった。










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