登場人物
どうも、丘夏生です。
久しぶりに高校に戻った気分で書いてみました。実際の出来事とフィクションの人物を織り混ぜるのは、案外難しい作業でした。今回はとりあえず主要人物の設定を書いてみました。この作品にはこれ以上の名前は恐らく出てきません。
明日にでも第一回を掲載したいと思っているので、読んでいただければいいなと思っています。
主要人物
林治 ー 通称「林くん」「おさむー」「はやっしー」
本作の主人公。いつも強気に出る強面の高校三年生の男子。2月14日生まれ、身長175センチ、体重60キロ。なぜだか学校ではいつもキレ気味で恐れられているが、実はかなり可愛い奴。頭はあまり良くない上に口癖が「アッ?」、「殺すぞ」と「ハー?」であり、夏目からは「面白く、ほっとけない子」として慕われている。本人は気づいていないが、親しい友人たちには「乙女」と言われているほど女子力高め。趣味は漫画とアニメを見ることであり、掃除とジャンクフードが大好き。夏目や吉田とは現代文の授業やサッカーで仲良くなり、今ではいつも一緒にいるほど親しい。普段はマジギレしないため、後輩からもただの演技でキレ気味を演出していると思われ、若干舐められている。
夏目太郎 ー 通称「太郎」「ターちゃん」
本作のもう一人の主人公であり、語り手。林のことを「林くん」と呼ぶ。初めて会った時のあまりの堂々とした振る舞いに憧れを抱き、同学年で親友でありながら「くん」呼びをしている。3月9日生まれ、身長171センチ、体重56キロ。サッカー部のキャプテンであり、エース。ピッチの外では林くんは親友であるが、ピッチ上では「犬」であると言い、口調も変わる。普段は静かでクールを装っているが、実はかなりの話したがり屋。一回調子に乗るとイジリが止まらない。また、キレるとマジで怖いと、下級生から尊敬されている。趣味はサッカーとドラマ鑑賞であり、時折『相棒』を語り出すほどのマニア。現代文では成績トップで、吉本先生にはかなり信頼されている。女心が分からず、吉田と二人で「鈍感ブラザーズ」と言われている。
吉田アラン翔平 ー 通称「アラン」「ヨッシー」
アイルランドとのハーフで長身の白人。顔はいいものの残念系の男子で、鈍感。中学時代は小さく、よく「チビ」と言われていたが、高校に入り突如成長。11月8日生まれで本当ならば一学年下だが、成績優秀で飛び級し三年に。身長187センチ、体重72キロ。高身長を生かしたダイナミックなプレーでサッカーでは副キャプテン。普段はお調子者で夏目と共にクラスを盛り上げる存在でありながら保護者の前ではあくまでも謙虚で後輩思いな先輩を演じている。林や夏目からは「オスカー俳優」とバカにされるほど態度が変わる。趣味はラグビーと川原をイジること。現代文では吉本先生に一定の評価を得て、クラスでは常に騒ぐことが許されている。
川原一恵 ー 通称「かわちゃん」
学園の人気者であり、吉田とは幼馴染の三年生。サッカー部のマネージャーであり、才色兼備で現代文では夏目と一二を争う良きライバル。授業ではしょっちゅう林たちにイジられ、いつの間にかツッコミの能力が開花。3月10日生まれで身長161センチ。趣味はドラマ鑑賞とケーキ作りであり、吉田によればかなりの腕前だとか。イジられる反面、正義感が強く、間違ったことは間違っているとはっきりと言う。
伊藤幹 ー 通称「師匠」「おっさん」「ミキティー」
林たちの仲良しグループのメンバーであり、「師匠」と呼ばれている三年生。4月12日生まれで身長157センチ。ある授業での出来事をきっかけに冗談半分で「師匠」と言うあだ名がつき、先生からも「師匠」と言われている。グループの中では寡黙ながらボソッと良いことを言うことから林に「マジで師匠」と言われている。ソフトボール部に所属していながらも、サッカー部のマネージャーもこなしている。趣味は競馬と麻雀であり、周囲からは実は中身はおっさんなのではないかと陰ながら囁かれている。
泉真理子 ー 通称「いずみん」「おかん」
夏目の幼馴染で近所の高校の三年生。夏目に好意を抱いており、川原や伊藤に一方的に敵意を持っている。サッカーの試合は必ず見にきて、休日も林らと出かける夏目についてくる。2月22日生まれで身長は160センチ。趣味は夏目の世話であり、夏目と同じ大学に行こうとしている。夏目には「うざい」と思われており、「おかん」と呼ばれている。
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林龍之介
林治の弟であり、学園の中等部の生徒。兄である林を「お兄ちゃん」と呼ぶことで、夏目らに林をいじるネタを提供している。根っからのお兄ちゃんっ子で、兄の言うことは何でも聞く。夏目と吉田にも懐いており、時々休日の遊びにもついてくる。お兄ちゃんが優しいことは誰よりも知っており、なぜお兄ちゃんが学校でキレ気味なのかが理解できないでいる。
吉本京華
林らの現代文の先生であり、年齢は不詳。授業は評判が良く、先生に好かれれば成績もグンと伸びると都市伝説まがいの話が出回る程のカリスマ先生。ただ、林が提出物を期日までに出さないため、若干嫌っており、夏目たちがイジると、稀に便乗してくるノリの良さもある。今作では「学園編」で頻繁に登場する。
山田竜
サッカー部の後輩であり、最近転入してきた生徒。背が小さいことから初めは夏目らに相手にされず、キレている。そのことから夏目らサッカー部員からは「チビ」など「ツンデレ」などと呼ばれ、一躍チームのマスコット的存在になった。夏目のことをひどく慕っており、将来は自分がキャプテンになるとやる気になっている。サッカー部の後輩の中で一番林をバカにしていて、「林さん」と呼びながらも要所要所で「おいお前」と呼び、林を半ギレ状態にさせている。
萬田圭太
サッカー部の後輩であり、KYな一年生。先輩であることは関係なくズカズカと会話に入り込んでくる変人っぷりで先輩方に変人扱いされている。その一方で可愛がられており、無愛想な林からも「こいつ変なやつだけど面白い」と言わせるほどのマイペースぶり。吉田とは中学の頃のチームメイトであり、何だか同級生のように振る舞いいつも怒られている。なお、変人でありながら甘いマスクでかなりモテる。そのせいで先輩方に若干嫌われる傾向もある。
岩田剛
サッカー部の顧問であり、熱血指導で有名。ラグビー部の指導係を外され、サッカー部にくる。数々の名言を残し、チーム内ではかなりバカにされている。「メンタル8割、スキル2割」が口癖で、反発し自ら練習を進めていく夏目をひどく嫌っている。典型的な体育会系の先生であり、暑苦しい。本人はオリンピックにでかけたと話したり、高校の頃50試合で230得点を決めたなど自慢してくるが、その真偽は不明。
立花渚
他校の中等部の生徒。林の噂の彼女であり、誰も会ったことのないミステリアスな存在。林曰く才色兼備で中等部でありながら大学の講義に出席するほどの頭の良さで、将来はモデルになるとのこと。夏目には「黒髪の乙女」と呼ばれ、時々林はバカにされている。泉には「中学生は犯罪」と言われるなど、林にとっては良いことのない「噂」の存在。