過去③
宜しくお願いいたします。
住宅街に銃弾が飛び交い発砲音も時おり鳴り響く。
「到着したのは、私が早かったですね。ナツさん!遅いです」
「嘘つき!私が一番でしたわ。七魅さん!まだまだですわね。」
と会話をする。
「くらいなさい!」
ナツが手榴弾を投げる。
七魅がサブマシンガンの球数で手榴弾を爆発させた。爆炎と噴煙が立ち昇り、視界が悪くなる中で煙の先からナツが飛びたしてきた。
ダンダン!ナツの2丁拳銃が七魅を襲う。
右脚、左脇腹をかすった。
七魅がサブマシンガンで煙幕を張り、横に滑り出しハンドガンに変換し、ナツの頭を狙うが左脇腹に痛みを感じた。
「痛っ!」
七魅は足をアスファルトに取られ弾丸を放つ。
バシュ!
ナツは仰け反り、右こめかみをかすめた。
「痛いわね!」銃を向ける。
しかし、目の前に光が飛び交う。
七魅が閃光弾を使ったのだ、ナツは視力を失う。
「くっ!まぶっ‥‥。」カチャ!
ナツの耳元で、引き金の音がして危険を感じて音の出た方向に、向かって体当たりする。コンマ数秒遅れていたら負けが決していた場面だった。
が体当たりしたのは、設置されたサブマシンガンだった。
「しまった、安い手に‥‥。閃光弾に気づいて対策していれば。」
カチャ。
また耳元に音が‥‥。
ナツの頭蓋に、銃弾が命中しペイルアウトした。
ナツは、七魅が足を滑らしたことで好機だと思い。注意を起こたり、発砲することに集中してしまった。器用さで上回る七魅の手際の器用さに負けてしまった。
七魅が勝利を掴んだ。
眼を通して頂き、ありがとうございます!