第1話 さよなら俺の人魚姫 2章
個性バラバラな
俺達だけど
大好きな
仲間なんだ!
「依頼がないならさ、俺の頼みきいてくれない!?」
俺がメンバーの顔を見てそう言うと、みんなは不思議そうに「え?」と首を傾げる
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「青い空!白い雲!緑のワカメ!!
青春だ────────っ」
俺は波打ち際で大声でそう叫ぶ
じと〜〜〜〜っ
ん?なんか視線が…
「って何だよコジ
これはぁぁ!!」
浦正がそう言いながらデッキブラシを持って俺に詰め寄る
あ、そうそう!俺はみんなから「コジ」って呼ばれてんだぜ!
「何ってデッキブラシじゃん☆
魔○の宅○便のキ○ならこれで
空も飛べるんだぜ?」
「自分はまだええやんか浦正…
『天下風双のダンディズム』と呼ばれた俺なんてぞうきんやで!?」
そう言って蓮次がぞうきんを突き出す
え?蓮次の言ってる言葉の意味がわからない?
まぁそれもそうか(笑)
俺ら風男塾メンバーには全員ニックネームがあるんだ!
蓮次が言ってた『天下風双のダンディズム』ってのは蓮次のニックネーム!
「『絶対闘将』と呼ばれた俺なんてゴミつかみだぜっ」
曜介がトングをカチカチさせながら涙目で訴える
ちなみに『絶対闘将』ってのもニックネームだぜ!