第11話 [悲報(?)朗報(?)]ホシノ気づく
伝説の配信の次の日、星夜 友 ことホシノは朝の眠りから目覚め朝食を作って食べる
何かニュースでも見ようとテレビをつけるととあるニュースが流れてくる そこには、「配信者の陽炎と謎の巫女少女!?」などという題名をつけられたものだ
「はえー 最近話題のゲームというものはテレビにもでることがあるのか ははは、この配信者、私に煽られ返されてんじゃん」
場の空気が凍る
「はぁぁぁぁぁ!?!?チョッマ 私テレビに出てるじゃんやったーじゃないんだよ!あの一連の様子がテレビに映ってる....なんで!?どうやって撮影されてた!」
ホシノはあの時何かなかったかと思い出そうとする
「あのクソドローンがぁ!なんか何もしないと思ったら撮影かよ!〇〇〇〇」
人類初 ドローンにキレる女
「あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛」
あれが配信に映ってたことに恥ずかしさによりホシノはその場を転がり回る
「なんで私はあの時煽りがムカつくからってあんなこと言ったんだよぉ!絶対に人前ではコミュ症発揮するのに配信に気づかなくて煽り野郎に対してはコミュ障発揮しないどころか普段使わない言葉までいっちゃったじゃん!!」
過去の事を呪っても何もないことに気づくまで3日間通っている学校を休みふて寝するのであった
そんなホシノの羞恥心が爆発している中、お祭り状態の「Friendship Online」から新たな情報が発表された
「「Friendship Online」が発売されてから約1ヶ月!そろそろ自分の力を試したい!、自分の力を世に知らしめたい!という人が少なからずいるはず!そこで「現時点最強は誰だ!最強決定PVP大会!」の開催を決定します!開催日はこの情報が発表される月曜日から5日後の土曜日です!」
この情報の発表により、さらに盛り上がりが増すのであった
ホシノがふて寝してから3日間たった木曜日、ホシノは完全復活.........とはいかなくともゲームをする精神状態には戻っていた 因みにふて寝の3日間はまさに地獄そのもの
ふて寝1日目
「あぁぁぁぁぁ!!!」
ふて寝2日目
「あははははははははは!」
ふて寝3日目
「私は大丈夫私は大丈夫ワタシハ大丈夫ワタシハダイジョウブダイジョウブダダイジョウブブブブブ」
この3日間で心を鍛えたホシノは仮想空間の世界へオンするのだった
豊かな猛獣
「ほんとにここのエリアにまだ人がいなくて助かった」
ここのエリアに人がいたらホシノの精神はどうなっていたことやら、まぁふて寝3日コース確定である
「あぁぁ!あの陽炎とかいう配信者のせいで私がこんなことにぃ ふざけるんじゃないよ!覚えとけよ......」
陽炎どんまい(←精いっぱいの字幕君のフォロー)
行き場のない怒りをぶつけるため、街から出て牛と鶏と羊をボコボコにしに行く
〜30分後.....
ホシノは思った
「私の戦い方地味な上に陰湿すぎじゃね?」
そうである 牛も鶏も羊も攻撃を14000のHPで受け、呪うだけだった ただ鶏だけは石化の汁を吹きかけてきたがそれも攻撃と判定するのか呪いでなんとかなってしまい見どころが全くない
「何か派手なスキルでも欲しいよー」
ふて寝している3日間でネットでの情報収集によって様々な配信者などが炎を出していたり、氷を自由自在に操ったり手から糸を出すなどのかっこいいスキルを持っていることが分かった
そのためホシノもそれに憧れていた
ーーーそういえば私のスキルはダンジョンで手に入れたやつだったな....そしてダンジョンには特定のスキルを持つことで手に入るスキルがあると調べた.....ダンジョンは外側からの外見でどんなダンジョンかを見分けられる ダンジョンが燃えてたら炎系ダンジョンといった具合だ そして私のもつスキルは呪い
察しのいい人ならわかっただろう
そう、
「禍々しいダンジョン見つけっぞ!
そうと決まればそこら辺にいるモンスター全部無視してダンジョン探しに走るZOI!」
ホシノはとりあえずと「豊かな猛獣」エリアをひたすらに駆け巡る AGI500のなせる技である
ホシノはダンジョンを見つけていく中でわかった事がある
ーーーかぶっているダンジョンがない
ホシノはこれまでにそれぞれゲームの基本的な属性の炎、木、水、光、毒、風 のダンジョンを見つけたがそのどれも二つ以上見つけられていない もしかしたら探索不足の可能性もあるがそれはあまり無いだろう つまり、
ーーーどこかに闇ダンジョンがあるはず!
各エリアに一つずつ各属性のダンジョンがあるということだ それが分かったホシノは気分を上げてダンジョンを探す
「見つかんねぇ!」
崖の際に立って叫ぶ
あれから3時間もの間探したが他の属性のダンジョンは見つかるものの目的のくっそ禍々しいダンジョンは見つからずじまい 今はとりあえず既に探してはあるが念のためと目的のダンジョンのありそうな暗い森のエリアにいた
「はぁ、見つかんないし諦めよかな」
諦めその場から立ち去ろうとした時
「あっ!ちょ!落ちる!!」
ヒューーン ドゴーーーン
崖の際に立っていたホシノの足元が崩れて落石とともに崖の下へと落ちる
足元の崖の一部が崩れたことによりホシノは転落、
下が見えないほど深い穴......お願い死なないでホシノ!
次回!ホシノ落下により〇〇!!