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ウクライナ侵攻

作者: ハルヤマ春彦

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                            メールアドレス:sm541123@gmail.com

ロシアによるウクライナ侵攻は許されない!

何故いま反TMK帝国主義が叫ばれるのか!

ロシアによるウクライナへの侵攻は大義名分がない。

ロシアなりの大義名分らしき主張はしているが、ウクライナは何といっても、独立国家だ。

同国がNATOへ加盟しようが、加盟しまいが、ロシアが干渉すべき正当性はない。


この問題は私が常々主張しているTMK帝国主義という観点から説明可能である。様々な観点からの主張は可能であるが、単純明快に分析し、説明することが急務である。


あらためて、TMK帝国主義とは、文明発祥以来、数千年のむかしから、格差社会が生じ、その過程で、TMK帝国主義が発生した。Tとは特権階級、Mとは特権階級よりのメディア、Kとは特権階級よりの国家官僚、政治家で、この3者が時代により合体、あるいは、分離して、それぞれの役割分担を担う政治的経済的システムである。


5000年昔にメディアがあったのかという質問にたいしては、あったというしかない。それはこれ等TMKに属する人々の行動自体がメディアそのものであったからだ。


中世ヨーロッパ、日本の江戸時代はその極致だ。これらの時代、勿論文化・芸術が存在したが、それはTMKによる抑圧下にあった多くの民の犠牲の上に成り立っていたことを忘れてはいけない。手放しで、この時代の作物を素晴らしい文化だ、芸術だと評価する文化人に違和感を感じる。このTMK帝国主義は貧困・テロ・戦争(核戦争を含む)・気象変動・地球温暖化・地球の終焉とつきすすむ。地球の良好な循環を断ち切ってしまう。自ら、愚かな人類が地球を物理的、精神的に破滅させようとしている。


勿論T(特権階級:規模を問わず大小の企業で、社会貢献型であり、何といっても、社員を大事にする「給与面の待遇・労働時間の短縮など」を重視する企業は高く評価されるべきであり、TMK帝国主義にいうTにはあたらない。

これとは真逆の非社会貢献型(原発・軍事・投資・広告・コンサル企業など)は有害企業であり、段階的に消滅廃止されるべき業態である。


勿論、これだけの改善策で、TMK帝国主義が解決されるわけではない。(拙著:平成貧乏物語他4編をご参照:youtube、「小説家になろう」サイトに投稿)



このTMK帝国主義とは国家間でも争いの原因となる。大国間及び弱小国家と大国間だ。

今般のロシアのウクライナ侵攻がそれだ。


なぜロシアのウクライナへの侵攻がTMK帝国主義とどうして関係があるのか。

詳細にみると、それはアメリカ・NATO諸国とロシアのそれぞれのTMKによる闘いが背後に存在している。


ソビエト連邦崩壊時にアメリカ・NATOと旧ソビエトとの口頭の密約でNATOが旧ソビエト連邦圏内へ勢力を拡大させないとの密約あったとかなかったとか。そんなものはどうでもよいことで、ウクライナからすれば、勝手にそういうう密約をするなということになる。

何故なら、ウクライナは独立国であり主権国家だからだ。


更に今回の侵攻の原因はプーチンによる妄想が状況を悪化させている。つまり、100年〜300年まえのロシア帝國、ロマノフ王朝皇帝への野望・プーチン独自の妄想だ。

古い時代に回帰しようとするプーチンの野望だ。時代錯誤も甚だしい。プーチン一人にこの地球上の民77億人の人々が引っ搔き回されている。


話はかわるが、こうした理不尽な戦争は人々の本来的でない日常から引き起こされる。殆どの人々がこの理不尽な世界を認識していないところからから、悲惨な戦争が勃発する。

戦前の日本帝國の中国をはじめとする周辺諸国への侵略戦争はその典型例だ。この考えに異論を唱える右寄りの人々が今でも存在する。こういう輩に対する真面目な反論は疲れるばかりで、この程度にする。


戦時中、銀座中通りを、ナチのカギ十字を印した旗を振りかざして(日独伊三国同盟の下)誇らしげに、団体更新した全国婦人会の存在を想起すべき。我が子・夫を戦場で立派に戦ってこいと送り出したのだ。実際我が息子、夫たちの亡き骸が我が家に送られてきたとき、涙してつまらない戦争をたたえた団体行進を悔やんだそうだ。


いったん始まった戦争を止めさせることは困難。核の脅威を堂々と口にするようになったプーチンは前代未聞の政治家である。これまでの政治家はその脅威にさらされそうになった時もプーチンのような発言はしなかった。(過去2回その危機があった)    よほどロシアの戦況が厳しいという証左だ。


この戦争を止めさせる国際的な解決の糸口はまだ見えていない。この侵攻を止めさせるのは、ロシア国民自身が解決するしかない。何故なら、他国が干渉すれば核で脅しているからだ。これ等の専制国家に共通している課題だ。因みに、民主国家、自由主義国家よりこの地球上には専制国家の方が、多いとのこと。まだまだ、世界平和は遠いと言わざるをえない。


これを解決する手立てはあるのか。別の視点から見ることにする。

それは、20世紀最大の哲学者・ハイデガーから学ぶことにする。

彼の作物「存在と時間」がそのヒントになる。

私自身この難解な哲学を未だ十分に理解していないが、全てを理解してからといってる時間がない。喫緊の課題をこの地球に突きつけられているので。アバウトな豆知識でご勘弁を!


つまり多くの人々は、自分自身さえ理解していないところで日常の生活を送ている。ところが人びとが、いつ訪れるかわからない「死」を意識した時、本来の自分自身に目覚め、自分自身の頭で、世界を認識すようになる。ここから良識のある世の中の流れに立ち戻れると。


このような単純な理論ではないが、このレベルで、このウクライナ侵攻の問題解決を考えたい。つまり、もう既にロシア・ウクライナ両国で多くの死者を出している。

この人達の死をロシアの人々に残忍で、意味のないことに気付いて欲しい

そして、プーチンの誤りと平和の大切さに目覚めて欲しい。当然ロシアの人々の多くはプーチンの前近代的な恐怖政治のもとで、言論の自由を奪われているのは承知している。

ロシア国内から、反戦ののろしを上げない限り、この戦いは終わらない。ウクライナの人々、ロシアの若い兵士の多くの命が失われていく。


 第二次世界大戦を経験した政治家がだんだんいなくなりつつある。(因みに私は当時3歳の幼児であったが、おぼろげに戦争の悲惨さを記憶している。母は米軍の艦砲射撃で死ぬところだったとのこと。)

  第二次大戦を経験していないTMKがその中心勢力となり、戦争をゲーム感覚でとらえ、私利私欲をむさぶっている。大久保利通のように、お友達感覚で政界を引っ搔き回している。(有司専制政治)現代的思想家・哲学者・政治家であった南洲翁(西郷隆盛の愛称)に学ぶべき時期にきている。また、現代でも、ドイツの前首相・メルケルさんのような立派な政治家ステートマンもいる。女史は旧ソビエト圏・東ドイツで科学者としての生活経験でその不条理を体験していた。TMKの皆さん、女史を見習って欲しい。

 資本主義社会を大胆に改革する時期に来ている。上辺だけのSDGs、上辺だけの南洲翁の「敬天愛人」を唱える似非政治家に要注意!西郷さんの唱える「敬天愛人」の真の意味も理解せず、「敬天愛人」を口にするTMKの皆さん、格好付けしないことだ。


 肝心なことは、弱者に寄り添い、全ての人々が例外なく経験する「死」を大事に考えることです。そのことによって、自分の頭で考え、「烏合の衆」とならないことだ。


一刻も早い戦争終結を願うのみです。


                        ↓

※ウクライナ関連の書籍・映画

 ●ひまわり:1970のイタリア映画


●隊長ブーリバ:1835年、ゴーゴリ―の「タラス・ブーリバ」を1962年に映画化


●子犬を連れた奥さん:1809年、チェーホフの小説・映画


ハルヤマ春彦プロフィール

●小説・随筆創作活動:長編随筆「平成貧乏物語」・中編小説「鴨川嘆きのジンタ」 他短編小説3篇。

●歌手活動:70年〜120年前の童謡・懐メロ100曲以上youtubeで動画配信中!

 2012年4月、京都四条大橋出雲阿国銅像前でライブ。

●ハルヤマ春彦Web宅建教室:http://haruyamaharuhikotakken.com

 Youtubeで「1カ月で合格!」体験講座動画配信中!

●ハルヤマ春彦一人放送局:youtube動画配信中!

※愛読書:西郷隆盛(訳:猪飼隆明)の「南洲翁遺訓」・夏目漱石の「硝子戸の中」・ハイデガーの「存在と時間」

(共通のテーマ:弱者、少数者に寄り添うことの意義・死の問題)

                             2022年5月17日 記す。


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[一言] 馬の耳に念仏を唱える坊主の間抜けさよ
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