逆張りしてみた感想
人権炎上に逆張りしてみた件
お読み頂きありがとうございますm(_ _)m
お読み頂いてない方は、本文中リンクからよろしければ、お読みください。
昨日、逆張エッセイを書いてみたんですが、私自身、書いてみた感想とエッセイの自己評定をしてみたいと思います。
まず、読んでいないという方は下記リンクから読んで見てくーださい。
https://ncode.syosetu.com/n3746hm/
さて、書いてみての感想としてはディベートをしている感覚でしたね。どういうことかと言えば、敢えて炎上した女性の立場にたってみるというのが、ディベートにおいて自分の立場と反対の側で弁論している時の感覚に近いと感じました。
ここでディベートというものがわからない方もいるかと思いますので、すこしばかり解説いたしますと、ディベートを競技として行う場合、まずは選定されたテーマにそって、必要な情報を集め、論拠や論旨をまとめて行きます。試合が始める直前、テーマの肯定側と否定側をコイントスなどで決めて、それぞれの側で順番に主張と反駁を繰り返して、どちらがより説得力があり、相手の主張を論伐出来ていたかを競うんですね。ですから、自分がテーマに対して肯定的なスタンスでも否定側で戦うこともあるんです。
逆張りって、まあどちらかと言えば正論の反対の立場をとるのですから、自分の主張と異なること、相手が反対の立場を取ることが多い場面で論理立てた主張で説得力を持たせなくては行けないという感じがディベートみたいでした。
ひろゆきとかホリエモン、橋本元大阪知事なんかが逆張りが得意なのも納得しましたね。どなたも弁論の天才ですからね。
さて、昨日の投稿作品の自己評定はと言えば
100点満点中 ドルルルルル 丼 50点
て所ですかね。低いですね(^-^;
いや、逆張りしますなんて予防線まで張ったくせにヘタレてますからね(^-^;
その他でも、ディベートとして考えてもマイナス点が多いでしたね。
まず、昨日の投稿を「人権ない発言した女性が炎上したことについて、解雇は不当か否か」みたいなテーマで争ってディベートしていたと仮定します。
私は解雇は不当だというスタンスになりますよね、逆張りなんですから。で、昨日の作品は解雇を容認してる時点でマイナスですよね(^-^;
女性の発言の経緯などの説明でも説得力があまりない。無理やり感が強すぎる。
と言うことで、もしディベートで「解雇が不当だ」と主張するなら、どういったアプローチがあるか考えてみましょう。
「たった一回の失敗で事務所から解雇するなら事務所の意味はあるのか」
彼女は問題発言は初めてでは無いようですが、今回、解雇された彼女やその後、解雇されたチームメートは炎上したのは今回が初めてです。たった一回の失敗で、失地回復のチャンスも与えられずに解雇するのなら、事務所の意味はあるのだろうか。芸能事務所などでも、スキャンダルのある人物に復帰のチャンスを与えて、事務所が様々な悪意の盾になっているではないか、という主張ですね。
「マウンティングをとって、強い言葉を使うのはゲーム界隈の文化になっていないか」
彼女だけでなく、オンラインゲームなどで強い言葉を使い、相手にマウンティングするのは文化的な慣習である可能性はないか、そうであれば、個人の問題に矮小化せず業界全体で綱紀粛正に努めるべきではという主張
「事務所や所属チームはこれまで指導したり、ガイドラインを作成するなどしていたのか」
当該女性やその後に解雇や注意処分を受けた人物は過去から現在に至るまで問題発言を繰り返していて、今回、それが炎上したと考えられるが、なぜ、それを放置したのか。もし、事務所がレイシストを容認しないと言うなれば、なぜ、指導するなりしなかったのか。また、SNSなどの利用に関するガイドラインの作成など、事務所側がすべきことをしていない怠慢ではないのか。契約選手との関係がどのようなものか不明であるが、プロデュース業も請け負うのであれば、契約選手をプロデュースする一環として、そうした努力義務を事務所も有していたのではないか、という主張。
まあ、こんなところでしょうか。だいぶ厳しいですね。陪審に対する印象を良くするには相当に相手を論破できないとムリな気がしますが、勝てないこともなさそうって感じですね。
さて、改めて、今回の炎上で思うことは、何故ここまで袋叩きにするのか、ということです。
炎上騒動ではゴールの見えないまま燃える続けることがありますが、今回の件もそうですよね。
当該女性の発言は確かに問題がありました。しかし、彼女の発言の真意が「差別的思想の発露」ではなく、「知識不足、配慮不足による取り違えた質の悪い冗談」だったことは、配信の内容から見れば明らかですよね。過去には低所得は自殺しろなどの発言もあったようですが、はっきり言いますが、じゃあ、彼女に「人権ない」「自殺しろ」と言われて「あー俺、人権ないんだ」とか「自殺しよう」となる人はいないですよね。ですが、際限ない炎上で追い詰められれば、それこそ彼女は「自殺」してしまうかもしれません。
彼女は間違いを犯したかも知れない。けれど、間違いのない人間なんていないですよね。
キリストは罪人に石を打っていた人たち向かって
「誰でもこれまでの人生で一度も間違いの無い者なら、彼女に石を投げてもよい」
そう諭しましたね。
別に間違いだとか、おかしいと声をあげるのは良いと思います。何も言ってはいけないなんて、それこそおかしいですからね。ですが、すでに社会的制裁としてはこれ以上ないほどに厳しい処分を受けた女性に追い討ちをかけることは、間違いだと思うんですよね。
そんな社会の行き着く先って、ずいぶんと息苦しくないでしょうか。
容易く強い言葉でマウンティング取るのは良くないことです。
それと同様に他者の失敗をまな板にのせて叩き続けることも間違いです。
言葉狩りで誰かを陥れるよりも、それを許して反省を促して行きたいですよね。
そして、そのためにも、ネット上の問題に関する法整備と運用が改善されていくことを期待したいです。
そして、私たちも思いやりの気持ちを常に持ってネットを利用したいものですね。
人を殺すのも言葉なら活かすのも言葉だと思いますから。
ご意見お待ちしてますm(_ _)m