突然ですが、入院中です
この連載は、予定では「~年です」の年数が少なくなって、ついに「乳ガンと診断されて2ヶ月です」とガンエッセイに流れ込むはずでした。
もう診断後6ヶ月やんか~。
一体私は何をしていたのか。
もちろん大したことはしていなかった。休息と家事と育児と仕事ちょっとと畑と庭と体の不調と現実逃避。
家事は最低限か、それ以下です。ありがたいことに時々母が来てくれていたのです。コロナがコロナでコロナなので、父が実家から車で片道3時間かけて、母を送迎してくれた。物資も供給してくれました。薄いやつも。ホンマにありがとう父母!
そんな、最低限以下の生活しかできていない中で、生産的な執筆は無理でした!
自分を過信していた!
でもちょびっとわかってた。
わかってたけど、できると思っていた、思いたかった。
今日はなぜ書けているのかというと、タイトルのとおり、入院中だからです。
家事育児その他もろもろから解放されて、空白時間があり、強烈な吐き気止めのおかげか元気です。
2020年12月下旬 久々の帰省で、妹から左の胸が大きいと言われる(妹と各自の子どもと風呂に入っていた)
2021年1月 脇が痛く、日に日に痛みが強くなり、左胸にしこりがある(生理で小さくなるかとのんきに思っていたがならなかった)
1月中旬 その旨を妹に言うと今日病院に行けと言われ、その日のうちに行って検査
2月頭 乳ガン告知
2月 転院、怒濤の検査生活、闇に引きずり込まれないように気持ちをプラスに保つのがホンマに大変、特にステージⅢかⅣを調べる検査結果待ちの時ね、Ⅳは治らないからね
≪HER2陽性乳ガン、ステージⅢ確定≫
3月上旬 抗がん剤開始、下痢と鼻血に苦しむ
3月下旬 髪が抜けはじめる(持った方だと褒められた)、生理止まる
4月下旬~5月 抗がん剤中止(免疫下がって風邪3回)、生理再開、毛という毛が生えてくる
6月 抗がん剤再開、下痢とむくみに苦しむ、毛抜ける
7月 休薬、抗がん剤効いたか検査
7月末 新しい抗がん剤開始(FEC療法) \今日/
なんでも今回の新しい抗がん剤は前のよりきついので初回のみ入院せよとのことでした。
ギリギリに言われて、マジかよ、と気が遠くなったけど、というかギリギリに言われることと、言うことがコロコロ変わることがホンマに多くて、マジかよ続きで疲れて果て、果てたら慣れてきました。
訊かないと言ってくれないので、しつこいくらい訊きまくりましょう! 何回でも訊きましょう! 先生は言ったことを覚えていないから何回訊いても大丈夫! 看護師さんにも訊いて、先生の話に抜けがないか確認するのも大事! ビックリするような重要なことを教えてくれるよ!
8月~10月頭 抗がん剤
9月 遺伝性がん検査
10月 休薬、抗がん剤効いたか検査
11月 入院手術
その後 放射線治療
この辺りにコロナワクチン
その後 抗がん剤一年間
\ゴール!/
というスケジュールで治療しますよ。
簡単に書くとこうだけど、今日開始の抗がん剤は、抗がん剤点滴、翌日に白血球を増やす注射、の2日連続通院です。
抗がん剤と注射そのものも高額だけど、病院までのガソリン代と高速代もバカにならない。夫が送迎してくれるのでその日はもちろんお互い無給。
金がなくてガン保険に入っていなかったからふつうに支払わないといけません。高額医療費支給はされるけれど自己負担限度額までは払います。高いよ~。心がすさむよ~。いいことないよ~。
検診、行ってね!
ガン保険もオススメ!