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男女逆転から始まる異世界冒険譚  作者: ペンちゃん
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56 勧誘のプロフェッショナル

 冒険者パーティーの登録を終え一行デビルウィングは王都を探索する事に決めた。

 

 王都は広く様々な店がありどれだけ見ていても飽きない。

 それに今は旅の疲れを癒やす時。

 依頼をこなすのは明日の朝からでいいのだ。

 

 俺とヘレナにカルブ。

 コトミとアンジュ。

 そしてシーフは少し用事があると一人。

 計3つのグループに分かれた。

 

 俺は早速とばかりに魔物ペット専門店へ入る。

 店頭の檻に入れられた子供の飛竜が気になったからだ。

 飛竜…この世界に来て噂程度ではあるが聞いたことがある。

 龍種の中で一番、人になつきやすく中にはペットにする者もいるとか。

 

 今は子供で手の平にちょこんと乗るサイズだが大人になれば人、一人を乗せられる程度には成長する。

 

 どこの国かは忘れたが竜に乗るのが馬の様に一般的な国があるとも聞いた。

 

 竜…ぜひいつかペットにして愛情を注ぎ、育て上げ。

 その竜に乗り空を自由自在に飛び回りたいものだ。

 

 「ユウキ様?

 その飛竜が気に入られたのですか?」

 

 王都探索に付いてきたヘレナがそう聞く。

 

 「ん?

 いや…竜を始めて見たからちょっと見てただけ」

 「いつか私、竜に乗って空を飛んでみたいです!」

 

 もう一人…俺についてきたカルブがそう気持ちを代弁してくれるかの様に話し、目を輝かせ飛竜に見とれていた。

 

 「飛竜をペットにするのはやめたほうがいいですよ?

 以前私も飼った事があるのですが。

 しつけがうまく行かず何度か屋敷が燃えかけ、あまつには足につけていた鎖を幾度も引きちぎり飛んでいってしまう始末…。

 それに…食費も子供の頃は可愛いものですが大人になると毎日牛一頭程とばかになりません」

 

 うわ…聞きたくなかった事実…。

 お金がかかるなどは考えてなかった…。

 さすがは竜…。

 

 「弟のティアにはなついたのですが、私には懐きませんでした。

 やはりあの噂は本当なのかもしれません…。

 竜は美人の男性を好むと言う話は…」

 

 そうヘレナは話し終えると少しこちらを見て目をそらしユウキにバレないように照れた。

 

 「そうだとすると…ユウキ様なら大丈夫そうですね」

 

 …美人? 俺が…かっこいいとかじゃなく…ガクリ…。

 

 ユウキが落ち込む中カルブはヘレナの話を聞きある事に気づいた。

 

 「ヘレナさんの家にまだ飛竜はいるんですか!?

 ヘレナさんのお家に行ってみたいです!」

 

 飛竜に乗り空を飛びたい。

 それに確かヘレナさんは騎士の家系だったか…。

 

 「ヘレナさんの家…確かに言ってみたいな…」

 

 そうユウキとカルブが言いヘレナに詰め寄る。

 それに対してヘレナは明らかに狼狽とし目をそらした。

 

 「それは少し困ります…その…大変言いづらく、お恥ずかしい話なのですが私は母と喧嘩別れをして家を飛び出した身ですので。

 戻る気はありません…」

 

 そういい終えヘレナは一人葛藤した様子を見せ…言葉を絞り出した。

 

 「ですが…ユウキ様の頼みであるなら…私は…」

 「いや…いいよ。

 無理しなくていい。

 ただ…もし…ヘレナさんのその気持ちが変わって、それで行くことがあのるなら。

 その時は連れて行ってほしいかな」

 

 ユウキはそうヘレナを見て微笑んだ。

 

 気持ちは分かる気がする…。

 親とうまくいかなかった時の気持ちは痛いほどに…。

 

 そして気づいた。

 ヘレナがなぜ王都に寄りたがらなかったのかを。

 

 「はい…ユウキ様…その…ありがとうございます。

 ユウキ様と一緒なら…私…なんだか母と合っても大丈夫な気がします」


 そんなやり取りを見てカルブは首をかしげ今はもういない両親の事を想った。

 

 ヘレナさん…お母さん父さんと上手く行ってないんだ。

 やっぱり親子仲良しの方がいいよね…。

 

 「大丈夫ですよヘレナさん!

 もしそのときは私もついていきますから!!」

 

 カルブは心にある作戦を立案し計画する。

 そうしてカルブによる親子仲良し作戦が頭の隅っこで始動した。

 

 …

 

 一方…コトミはアンジュを背に背負い特に買うでも無く様々な店を見て回っていた。

 

 「おい!次だ!次行くぞ!」

 

 アンジュは気分が良いらしくコトミの肩から手を伸ばし指を指すとコトミを歩かせる。

 

 アンジュの目に止まったのは酒場の壁に書かれたデザートの絵だった。

 

 「アンジュちゃん…ごめんっす。

 今お金がないんすよ。

 だから入っても食べれないっすよ?」

 「なん…だと…」

 

 目の前のデザート…ケーキやプリンにパフェを目の前にしてこの私に引き下がれと…。

 

 がっくしとコトミの背中でうなだれるアンジュ…。

 そんな会話を聞いていたのか一人の女性が立ち上がった。

 

 「やあやあ、お二人さん。

 甘いデザートを食べれず店の前で諦めているのかにゃ?

 それにゃらお姉さんが奢ろう!」

 

 彼女の名はソラファ…大きな帽子に長靴がトレードマーク。

 輝くレイピア、更に弓を扱うはお手の物。

 

 そして猫耳、尻尾はご愛嬌。

 

 レジェンダリージュエル…冒険者ユニオンに所属するA級冒険者にして勧誘の達人。

 

 「な…なんっすか?

 私達っすか?」

 

 「にゃははは!

 そうとも…君達がミファの言ってたヘレナの知り合いにゃね?

 なーに…怪しいもんじゃあ…にゃい。

 少し話を聞いてくれるだけでこのソラファの名にかけて奢ってやるにゃよ〜!!」

 読んでいただきありがとうございます     m(_ _)m

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