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男女逆転から始まる異世界冒険譚  作者: ペンちゃん
32/76

32 ユウキパーティー

 ヴェルデスタはカルブを見て警戒しなぜどうやって憎しみを消したのか。

 そして怒りの感情から生まれる力よりも強い力なぜ、持っているのか。

 

 この力は自分にとって驚異だ。

 能力が使えず、その上強くなっている。

 

 あの短期間で起きたこと……。

 

 思考を巡らせ記憶を遡る…その結果一つの答えにたどり着く。

 

 「あの男……」

 

 そう言いユウキを見たヴェルデスタはカルブの動揺を読み取り確信する。

 

 「あの男だな?

 貴様の得た、力の源は!!」

 

 カルブが走りユウキを守りに行く前にヴェルデスタはユウキの腰を掴み脇に抱えた。

 

 「ぬわっ!?」

 「はっ、動くな子狼!

 動けばこいつの首を貴様の目の前で切り落とす!!」

 

 どうやら自分の勘が正しかったとほくそ笑む。

 

 「ユウキさんを離せ!

 その人は関係ない!!」

 

 カルブはそう言いながらも、汗が額から流れるのを感じた。

 

 どうしよう…ユウキさんが…

 

 そう不安そうにしているとヴェルデスタは効果ありと見てカルブに近づく。

 

 「動くなよ…」

 「カルブ!!」

 

 斧を構えるヴェルデスタの前にガルフが飛び出した。

 

 「お姉ちゃん!」

 

 このまま振り下ろされれば確実にガルフは致命傷を負う。

 そのまま斧が振り下ろされようとした時…。

 

 「ラブリービーム!!『心奪う光線』。

 舐めんな!!」

 

 ピンク色の光がヴェルデスタを周囲を照らした。

 

 「いったいなんだ?」

 

 手に抱えた男がハート型の手を作りこちらに向けている。

 

 少し考えているとそれは徐々に魔力を貯め大気が少し揺れた時には全身に死の恐怖が走った。

 すぐさまユウキを離し地面に落とすがそれは放たれる。

 

 パウン!!

 

 空気を切り裂く音と共に空中へとピンク色をしたハート♡型の光線が登ってゆく。

 それはやがて天に届くと雲を切り裂き大きなハート型を空中に描いた。

 

 「はぁ、はあ!!」

 

 今のが当たっていたら自分は死んでいた……。

 何という男だ、魔力を持っている上にこれ程の力。

 

 光線がかすった片方の角を触ると角が消えていた。

 

 「化物め…」

 

 息が荒く収まりそうにない。

 泡を吹いて気絶しているユウキを見ながらも警戒しているととある声が街にとどろいた。

 

 「あっはっはっは!!」

 「今度はなんだ…?」

 

 ヴェルデスタは息を整えつつ声がする方を見る。

 そこには仮面をつけおかしな全身鎧を着込んだ人物が屋根の上、それも太陽を背に立っている所だった。

 

 「誰かが私を呼ぶ声がした!

 仮面勇者、コトミ見参!!」

 

 それを聞き、どこかで聞いたと思考し思い当たる。

 

 「なるほど…どうやら、アンジュはしくじった様だな。

 と言う事は私の優秀な部下達もお前に殺されたと言うわけだ…。

 面白い…。 

 纏めて相手をしてやる!!」

 

 ヴェルデスタはそう言うと斧を両手で回転させ地面に持ちて側を叩きつけ構えた。

 

 …

 

 カルブがガルフの介抱をする中。

 

 コトミとヴェルデスタの戦闘が始まっていた。

 

 コトミの拳が斧に当たり、斧を後ろへと飛ばす。

 その影響でヴェルデスタは体を後ろへと持っていかれ、体勢を崩しかけるが後ろに下がる事で立て直し、次の攻撃を仕掛ける。

 

 「勇者パンチ!キック! チョッープ!!」

 

 次々に繰り出される武術の心得も持たない力のみの攻撃。

 それが逆に動きをよめなくさせている。

 おまけに一撃一撃が馬鹿みたいに強く苦戦をしいられた。

 おまけに、この仮面勇者とやらの事を何も知らないため怒りを引き出そうにもそれは不可能に近い。

 

 致し方ない…。

 

 「魔王軍幹部、復讐喰らいヴェルデスタが命じる!!

 こいつらを殺せー!!」

 

 もう、1対1などと悠長な事は言ってられないとの判断からだ。

 その指示を受け後ろで見ていた角を持つ獣人達が一斉に動き始めた。

 

 コトミやカルブに向かってくる数十人の獣人兵達。

 

 「ユウキさん!!」

 

 ユウキは寝たままで動けずにいる。

 しかし…今ここを離れれば姉は…。

 カルブは唇を噛み締め、二人を見た。

 二人共、今では気を失っておりどうすればいいかなどの指示は無い。

 

 「お姉ちゃん絶対にすぐ戻って来るから!!」

 

 カルブはそう叫び走り出そうとした。

 しかし…その必要は無かった。

 

 「我が主を傷つけたのは貴様らか?」

 

 魔王軍が迫る中、一人の女性ヘレナが舞い降り剣を一閃させる。

 その一撃は素早く、何よりその威力は一度に複数の兵士を吹き飛ばす程の物だった。

 

 それでもカルブを狙い抜けた兵が襲いかかってくる。

 そんな中、矢が目の前の兵を射た。

 シーフは弓で矢をあらかた打ち尽くすと短刀を手に身軽に敵の頭上を舞い、的確に急所である首を狙い倒し始めた。

 

 「ちっ、あんま表に出て戦いたくは無いんだけどな!!」

 

 そう言いながらもシーフは戦い続けカルブを守っている。

 カルブもまた剣を構え戦いに備えた。

 読んでいただきありがとうございます     m(_ _)m

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