表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
男女逆転から始まる異世界冒険譚  作者: ペンちゃん
24/76

放て!! 必殺ラブリービーム

 「よし、始めるっすね?」

 

 街の外の平原に出てカルブとユウキは二人でコトミを見ていた。

 今日は、魔王軍が攻めてくる前日。

 なんでもコトミがスキルの使い方を教えてくれるらしく今に至る。

 

 「いや、あんまり、期待して無いけど…このスキル役に立つのか?」

 

 ユウキは変身メイクアップと書かれた文字を指差しコトミに聞く。

 

 「何言ってるんすか?

 それが一番重要っすよ。

 見ててくださいね」

 

 コトミはそう言い少し離れるとユウキを見て、右手の拳を突き上げ左手に手を置くというポーズを決め叫んだ。

 

 「トランスフォーム!!『変身』」

 

 その瞬間、風が巻き起こりコトミを包んだ。

 ユウキは顔を庇いながら見ると。

 何もない空間から鎧の部品?の様な物が現れコトミに装備されていく。

 最後に風が周りに吹き飛ぶと同時に仮面ヘルメットを被ると決めポーズをしてみせた。

 

 「仮面勇者コトミ、参上っす!!」

 

 「おおー!!」

 「それで、強くなれるのか?」

 

 カルブはそれを見て拍手する。

 

 これは、少し期待できるかもしれない。

 それによく考えれば自分の使う初めての魔法だ。

 

 そう考えるとなんだか楽しみになってきた。

 

 「そ…それで俺はどうすればできるんだ?」

 

 ユウキはそう聞くとスキルカードをコトミに渡した。

 仮面をつけたコトミはそれを見づらそうに見て、話した。

 

 「あー、メイクアップっすね。

 メイクアップって言えば変身、出来ますよ」

 

 ユウキはそう聞き頷くと少し離れて叫んだ。

 

 「メイクアップ!!『変身』」

 

 次の瞬間、ユウキの服が消え全裸になった。

 

 何、この魔法!?

 

 「ユウキさん…」

 

 そして腕にフリフリの服が出来上がり足に、腰そして胸と服が出来上がっていき、最後にステッキが現れる。

 

 いや、先に腰を…隠して!

 

 そして体が勝手に動き決めポーズをさせられ口が勝手に動いた。

 

 「美しき世界の使者!

 魔法少女ユウキ!

 これでこの星の平和を…守れるかーーーーーー!!」

 

 ユウキはステッキをコトミに投げつけそう言い放った。

 

 「あっ、いい忘れてたんすけど先輩。

 これ別に強くなる訳じゃ無いっす」

 「それじゃあ、いつ使うんだよ?」

 

 ユウキはピチピチの魔法少女服を見て聞いた。

 

 「変身魔法は普通は取りませんよ。

 スキルポイントの消費は酷いし。

 服が着替えれるだけですし。

 まあ、役職によっては体その物を変身できたりする事もできますけど」

 

 と…カルブは鼻を抑えながら言った。

 

 「えっ?…てことはこれ…」

 

 ただ露出度が大幅に上がっただけじゃねえかぁあああああああ!!

 それになんで変身中裸なの!?

 恥ずかしすぎるわ!!

 

 「いやー、先輩似合ってるっすよ。

 可愛いじゃないすか」

 「お前! せめてその服にかえてくれ!!」

 「嫌っす。

 私これ、気に入ってるんで…」

 

 ユウキはこの服のまま、気を取り直し最後のスキルを見た。

 ラブリービーム

 

 うん…駄目っぽい。

 

 ユウキはそう思いながらもカルブにスキルカードを見せ聞く。

 

 「これは、この言葉を言えば使えるのか?」

 

 ユウキがそう聞くとカルブが頷いた。

 

 しかし…これ言うのか…それもこの格好で。

 

 カルブとコトミはどんな魔法が出るのか分からないのでユウキから少し離れる。

 

 「ラブリービーム…」


 そう呟いたが何も起きない。

 

 「おい、何も起きないぞ…」

 「いや、思いっきり言わないと駄目なんじゃないっすか?」

 

 カルブとコトミが近づいて来た。

 

 「ラブリービーム!!」

 

 しかし出ない。

 ぷ…ぷぷ

 音がした方を見るとコトミが仮面越しに口を抑えようとしているのが見えた。

 どうやら、笑いを抑えようとしているらしい。

 

 よし…あいつは後でしばく。

 

 「すいません、少し見せてください」

 

 カルブが見ると顔を上げユウキを見た。

 

 「これ、ポーズが入りますね」

 

 カルブの指示のもとポーズをとった。

 その姿は中腰になりバレーをする様に両腕を前に出しハート型を作る。

 という精神的ダメージが帰ってくる諸刃の剣だった。

 

 「先輩……面白いっすよ!」

 「うるせぇ!」

 

 コトミはユウキの肩に手を置きグットサインを見せた。

 

 「んじゃ、やるぞ…。

 黙って見てろ…。

 ラブリービーム!!『心奪う光線』」

 

 次の瞬間、ユウキのハート型の手にピンクの光玉が集中し始め大気が…大地が震え始めた。

 

 「へっ…へ?

 ちょっちょ、これ!止めて!!」

 「先輩!こっち向けないでっす

 あっち! あっち向いて!!」

 

 魔力は更に凝縮を繰り返し更にはピンクの光の輪っかがユウキの手に吸い込まれていくのが見える程になった。

 

 ウィンウィンウィンウィン

 パウンッ!!

 

 そんな巨大な音と共にそれは発射された。

 巨大なハート型の光線。

 それは大地を削り山を砕きそれでも止まらず突き進んでいく。

 

 …

 

 一二星龍、怠惰なアンジュは今日も怠惰に暮らしていた。

 広いベランダに出て寝転がれる椅子に座り日光浴。

 ドリンクを片手に、ゲームを楽しんでいた。

 

 「やっぱ、このゲームマジで神ゲーだな。

 太陽少女、ジャンコ。

 この太陽光を使ったゲームの発想はどこから来るのかね」

 

 そんな事をしている城では。

 今もなお明日、出陣する幹部から預かった優秀な兵士達が装備の点検などをしていた。

 

 「太陽ぉおおおおおお!!」

 

 グラサンをかけるアンジュはノリノリでゲームをプレイし楽しんでいる中。

 それは起こった。

 

 太陽の光をも跳ね除ける、ピンクの光が山をハート型にくり抜き出現したのだ。

 それは光速で近づきアンジュの顔をピンク色に照らした。

 アンジュはそれに気づきグラサンを外す。

 

 「何それ………」

 

 To Be Continued…

 

 この日、怠惰なアンジュ率いる魔王軍はユウキの魔法により全滅。

  

 魔王軍始まって以来の大損害となった。

 

 …

 

 「ユウキ先輩!! やばいっすね!

 それ…」

 

 ラブリービームを放ち終えたユウキは泡を吹きうつ伏せで倒れていた。

 

 「なっ………」

 「ユウキせんぱぁああああああい!!」

 読んでいただきありがとうございます     m(_ _)m

【ブックマーク】や【評価】をしていただけると幸いです。


 少しでも面白い、続きが見たい!と思ってくださいましたら。

  

 広告の下 ↓に星をつける評価があります

 ☆☆☆☆☆を★★★★★

 ブックマークと評価は作者の励みになります!

 是非お願いします

     ↓↓↓

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 十二星龍の一角をまた撃破!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ