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男女逆転から始まる異世界冒険譚  作者: ペンちゃん
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魔法少女★ユウキ

 あれから数日たち、ユウキとコトミは冒険者ギルドに来ていた。

 なんでも、スキルカードを発行すればユウキも強くなれると言うのだ。

 女神がただの一般人二人を送っても意味ないからとそうしてくれたらしい。

 

 「まじか…このカード使えたのか…」

 

 ユウキは何度か以前の仕事上、触れた事がある。

 仕事の先輩にそれは魔力の持たない男性には作れないと言われていた品だ。

 

 それが今、登録できている。

 

 ダメもとで、やってみればよかった………。

 

 ユウキはそんな事を考えながら表示されているジョブ一覧に目を通す。

 

 「ナニコレ…」

 

 ユウキがそれを見ると、そこには。

 

 【聖女】【アイドル】【魔法少女】【看板娘】

 

 と書かれた表示が光って出現していた。

 

 どれも、ろくなやつがねぇ。

 

 ユウキがそう思い見ていると横からコトミが顔を覗かせ勝手に魔法少女を押した。

 

 「なんすか、これ?」

 

 ユウキは目をパチパチさせ事の成り行きを見ていた。

 

 あれぇ!? バック機能が無い!

 

 そう思った瞬間、体の中で何かが変わっていく感覚がユウキを支配した。

 何度かいろいろな場所を触るが戻れない。

 

 「コトミ? これって…」

 「あ…、魔法少女っすね先輩…」

 

 走って逃げようとするコトミの手を掴む。

 

 「あ…あの? 先輩?

  これは、事故というやつっす…」

 

 ユウキはにっこりと笑いコトミの鼻を摘まんだ。

 

 …

 

 さて、どうしたものか…。

 これ…。

 スキルポイントはかなりある。

 慎重に選ばねば。

 

 「先輩、これおすすめで…後はこの必殺技みたいなので、いいんじゃ無いっすか?」

 

 コトミはまた凝りもせずポチポチとユウキの持つカードを勝手に押した。

 たった二回押しただけなのに3桁あったスキルポイントが。

 ピコピコピコ

 と勢いよく減っていき最後には0になった。

 

 「あ…」

 

 押されたのは、変身メイクアップとラブリービームなる謎のスキルだ。

 

 しかし…これで良かったかもしれない。

 他のスキルは、【魅了】【セクシーショット】【死神のキス】【ラブリーパンチ】【ラブリーキック】【マジカルステッキ(殺)】【マジカルスパーク】

 

 ろくなものが無さそうだ。

 ユウキは強くなれるのではと期待した自分が馬鹿だったと諦めギルドを後にした。

 

 「先輩? 使ってみないんすか?

 街の外に行って魔物に使ってみましょうよ」

 「いや…なんか…疲れた…。

 明日にしよ…」

 

 …

 

 一二星龍であるアンジュは魔王の命令を受け着々と準備を進めていた。

 

 「あー、だるっ。

 なんで私が、勇者討伐しなきゃ行けないんだよ」

 

 とある古城の中、アンジュは送られてくる魔族の軍勢を前に王座の椅子に座ってゲームを再開する。

 

 今までは、何もせずダラダラとした生活を送れていたのに。

 勇者め、許さん。

 

 「アンジュ様、これでだいたい揃いました。

 いつでも進軍、可能です!」

 

 アンジュがてきとうに決めた指揮官が近寄りそう告げてくる。

 

 「あ? ちょっと待て、こっちは今スライムクエストのボス戦入ってんだ!」

 

 ピコピコ

 とゲーム機をいじりそう叫ぶ。

 

 「夕方、戦線布告して来て、勇者おびき出すから明日な明日」

 

 …

 

 その日の夕方、アンジュは黒い羽の生えた翼を大きく広げ飛び立った。

 

 目指すはここから近くの街。

 ここで、魔王軍幹部がやられた。

 現在ユウキ達がいる街である。

 

 上空に止まると悪魔は喉に指を当て言う。

 

 「エスパンシーネ『拡大せよ』」

 

 悪魔は何度か咳き込む、するとその声は街全域に響き渡り、ユウキ達の耳にも聞こえた。

 

 …

 

 「今の、声!

 聞いたっすか!?」

 宿を出て外を見るが何も見えない。

 

 『聞こえるかー人間。

 明後日、ここにいる奴ら皆殺しにする』

 

 そう言った瞬間民衆は我先にと街から逃げようと走り回り始めた。

 

 それは悪魔の目にはっきりと映り、 

 その混乱ぐあいを見て。

 あれ?少しミスったかな?

 と思い、すぐさま声を発する。

 

 『おい、お前ら、一人でも逃げてみろ!

 今すぐ潰すぞー。

 それが嫌なら、仮面勇者とか言う奴を引き渡せー!』

 

 アンジュはそう言うと街を旋回してそれを言い回った。

 

 …

 

 『仮面勇者、を引き渡せー!!』

 

 その声は貴族、アミラとヘレナの耳にも届く。

 

 「魔王軍…また、この街も厄介な敵に目をつけられたものですね。

 仮面勇者…? は聞いたことありませんが渡す訳には行きません」

 

 「ええ、そうですね、アミラ。

  もし、戦うと言うのであれば私も力を貸しますよ」

 

 ヘレナとアミラはそう言うと窓から見える黒い翼を見つめた。

 

 …

 

 『仮面勇者だぞ!仮面勇者!』

 

 シーフは屋根の上から。

 カルブはギルドの入り口から空を見つめる。

 

 街の人達もまた、それを見上げている。

 

 『我が名は怠惰なアンジュ。

 魔王軍、一二星龍が一人。

 愚かな人間共よ…今夜は震えて眠るがいい…』

 読んでいただきありがとうございます     m(_ _)m

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