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男女逆転から始まる異世界冒険譚  作者: ペンちゃん
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十二星龍なる者達

 暗く巨大な部屋の中…そこには大きな円卓が置かれその周りを12の椅子。

 そして離れた高い位置に玉座が置かれている。

 

 「それで?…招集された理由は?」 

 

 暗闇の為、誰がいるのかは分からない…。

 光は月明かりそして幹部の一人が放つゲーム機の光のみだった。

 そこには幼女の顔が照らされている。

 

 そして他に分かることは全員が女性の声を持つと言う事だけだ。

 そんな中で話は進められる。

    

 「二人…欠員が出た…」

 

 重々しく、告げられたその言葉は、今この場にいる皆を動揺させるには十分だった。

 反応はそれぞれ、ざわめく者、動かぬ者、3つの空いた席を見渡す者。

 

 「なるほど、光速のザキと蒼眼の死霊………。

 名前なんだっけ?

 アルジュラだっけ、アルジュナだっけ?」

 

 ゲーム機から顔を上げ幼女はそう聞く。

 その言葉に呆れた様なため息を吐き一人の影が言う。

 

 「アルジュラだ…同僚の名前くらい覚えとけ…」

 「あ? そうだったか?

 アルジュナじゃ無かったか?」

 

 その返答にまた別の影が反応する。

 

 「どっちでしたっけ?」

 

 幼女は埒が明かないと後ろを向いて魔王に聞いた。

 

 「アルジュナだ…」

 「そうだったかなー…?

 まあ、そう言うなら間違いないか…」

 

 重々しい声が部屋にこだまし多少のボソボソ声はあったが、静かになり話は再開された。

 

 「それでだが…我らはこの件に対して対策を練らねばならん」

 「対策も何も、誰にやられたのか分かるんです?」

 

 耳と尻尾が揺れている影が問う。

 

 「情報によれば、仮面勇者と名乗る者が事を起こしたようだ」

 「仮面勇者…?

 聞いたことありませぬな…。

 そやつは強いので?」

 

 角の影が映る一回り大きな影が質問する。

 

 「それは分からぬ…」

 「やられた二人はどちらにせよ弱い。

 対して気にする必要もあるまい」

 「確かにな…肉弾戦において奴らは弱いからな…情ない」

 

 翼と角を持つ影、そして大きな角を持つ影が続いて話す。

 

 「まあ、しょうがないな。

 あのスケベ婆さんの事だ。

 綺麗な若い男でも見つけて油断したんだろ?

 自業自得だ…人間に入れ替わって俺が攫う予定の王子様を横取りしようとした罰さ…」

 

 「しかし…アルジュナを殺られたのは痛いぞ。

 なにせ、本人以外さえ倒されなければ無限の軍隊がいたも同義だったからな…」

 

 山羊の様なグルグルの角を持つ影。

 そして何も無い席からそう声が聞こえる。

 それについてローブを着ているのか揺れている影が口を開く。

 

 「その点は問題無いな…あと少しで俺の魔導兵が完成する。

 奴はもう必要ない…」

 「「おお…」」

 

 その発言で再びどよめきが走る。

 どうやら余程の事らしい。

 

 「それで? その仮面勇者とか言うやつ、どうするんだ?」

 

 話を戻そうとした時。

 テレテレッテ、テッテー

 静まった部屋にその場違いな音が突如として響いた。

 

 「よっしゃ、レベルアップ!」

 「おい、それやめろ」

 「んだ? うるっせーな、今から魔王討伐しに行くんだよ!

 話しかけんな!!」

 「「は?」」

 

 幼女は一斉に注目を集めるがゲームを辞める様子は無い。

 

 「おい、ロリババ悪魔。

 会議の時ぐらい静かにせぬか」

 「あ? 今なんつった?

 てめぇ、人間化してる時は美人だからって調子乗るなよ。

 変態トカゲババア!

 聞いたぞ!? 若い男を供物とか言う名目で集めてんだって?」

 

 幼女はゲーム機を机に置き挑発する様にそう言う

 

 「黙れ!!」

 

 場にピリピリとした空気が張り詰め大気が震え始める。

 双方、翼を大きく広げ立ち上がった。

 小さな影は机の上に立ち、角を持つ影は椅子を倒しどける。

 

 「我の大地をも溶かす炎に包まれたいか?」

 「そっちこそ…お前を堕落させてやろうか?」

 

 緊張が走り魔王幹部達は自らに飛び火せぬよう身構える。

 

 「やめろ…」

 

 玉座からそう声が聞こえ二人はそれぞれ怒りを鎮め文句がありながらも席に座った。

 

 「話を戻す。

 仮面勇者なる者の件だが。

 お前が事に当たれ、アンジュ」

 

 それを聞き先程の幼女悪魔が頭を抑えた。

 

 「えー、なんで私なんだよ。

 仮面は知らないけど勇者なんでしょ? 

 だったら、いきなり魔王と幹部全員で潰しに行った方が良くない?

 ゲームとか物語だったら私やられるぜ?

 あと…私ニート生活で忙しいし…」

 

 アンジュは乗り気では無いらしく机に突っ伏し駄々をこねる。

 しかし、状況は変わらず結局、一人で仮面勇者なる者を対処する事に決まった。

 

 「じゃあ、お前ら全員の優秀な部下を私の城に送ってくれ。

 それが条件だ。

 強いのを頼むぞ…。

 最初の弱い勇者は数や力で一気に踏み潰すにかぎる…」

 

 アンジュはにやりと笑い、先の事を考えてほくそ笑んだ。

 読んでいただきありがとうございます     m(_ _)m

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[良い点] す、すごい奴らが現れたなあ(-_-;)
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