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男女逆転から始まる異世界冒険譚  作者: ペンちゃん
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魔王軍?初耳だけど…

 「仮面勇者コトミ…見参っす!!」

 

 その声は広間に響き渡る。

 アミラはコトミを見据え目を細めた。

 

 「また、お前の勇者様か?

  まったく……今日は死体が4つできるな」

 

 そう言った瞬間ユウキは目を疑った。

 アミラの顔がどろりと溶けその中から皮膚と骨で出来た人の形をした何か…が、青い目を光らせユウキを見た。

 

 「気持ちわるっ……」

 

 ユウキがその光景を見て呟いた。

 それだけでは無い。

 周りにいた女騎士、全員が同じように顔が溶け本性を現していく。

 

 「やはり…魔の者だったか…」

 

 ヘレナは剣を青き目を持つ干からびた様な死体?に向ける。

 青き目を持つ者が手を前にかざすとスルスルとまるで腕から生えるかのように出現した。

 杖を床に叩き突き青い火花がちらせ、その者は言う。

 

 「我は魔王軍幹部 十二星龍 が一人 

 蒼眼の死霊 アルジュラ」

 

 そう名乗ると先程倒された女騎士の成れの果てがムクムクと起き上がり武器を構え始めた。

 

 「我の前に立ったのが運のつきだ。

 我が魔法は死を扱う法…死の軍勢を前に貴様らの勝機は無い」

 

 アルジュラがそう言い話を進める。

 

 「我が力は大国をも数日で打ち崩す力を持つ。

 我が死霊兵団は死んだ兵、死なず…殺した敵の兵を仲間にする。

 つまり我こそ十二星龍、最強。

 貴様らもこの場で死なぬ兵で殺し、我が死霊兵にしてくれるわ……フフフ、フハハハハハハっふばぁっ…」

 「勇者キッーーク!!」

 

 アルジュラがそう説明し笑っている最中にコトミが思いっきりの飛び蹴りを命中させた。

 ボキッボキボキ…。

 

 明らかに鳴ってはいけない音を立てアルジュラは壁まで吹き飛んだ。

 

 「え…何やってんの…?」

 「いや…説明長かったんで、スキだらけだなーって…まずかったっ…す…かね…?」

 

 シーフが目の前で起きた現状に驚きそう言いコトミは頭をかき、怒られでもしないかとあたりを見渡した。

 

 「が…ぐ…」

 

 アルジュラは立ち上がろうとしたがうまくいかない様子でボロボロと骨を体から落としている。

 

 「いや…動かないほうがいいっすよ…」


 コトミがアルジュナに近づき手を差しのべでもするのかと思った時…。

 

 「勇者パーーンチ!!」

 「え…ぶっ…」

 

 バキバキ…

 

 アルジュナはそうしてバラバラに砕け消滅した。

  パン…パン

 コトミは一見落着とばかりに手を叩きついた骨の欠片を払う。

 

 「よし!…これで一件落着!

 魔王軍、十二星なんとか 二人目っすね」


 そう言いコトミが変身を解いたと同時に周りの死霊兵が塵となり消滅した。

 

 『あれ?…私達…戦って無くね…』

 

 …

 

 カシャカシャ…カシャ。

 

 今現在…ユウキはぶら下げられたままスマホで写真を撮られていた。

 

 「あはははは、先輩! 

 何やってるんすか?

 自分でぶら下がってるんすか!?

 それにメイド…メイドって…クスクス」

 「おい!、撮るな!撮るな!

  スマホ叩き割るぞ!」

 

 あんの、クソガキ…。

 覚えてやがれ…。

 

 ユウキはどうする事もできないまま、ぶら下がり続け…少しの時が立った。

 

 「おーい、受け止めろよ。

 ロープを切るぞ!」

 

 シーフが壁伝いに器用に登り縄を短刀で切るとユウキは落下した。

 

 「うわああああああああ!!」

 

 地面が加速し近づいてくる。

 そのまま落ちるとヘレナが優しくユウキをキャッチした。

 

 「大丈夫ですか? ユウキ…」

 

 心配そうに見つめるヘレナの顔が近い。

 ユウキの顔が赤くなろうとした瞬間、ヘレナの手からユウキをコトミが奪った。


 「何、やってるんですか先輩!?

 顔が綺麗ってだけっすよ。

 騙されちゃ駄目っす」

 「いいから、この紐をほどいてくれ…」

 

 ユウキは縛られ動けない為なすすべが無い。

 そんな事をしていると今度はカルブが下からユウキを支え持ち逃げしようと試みた。

 

 「ユウキさんは渡しません」

 「ちょっ、ちょと待って」

 「ふわっ!」

 

 しかしカルブは小さい為、を体勢を崩す、そこへ天井からすっと降りてきたシーフが支えユウキを立たせた。

 

 「たく、何やってんだ?

 お前ら……」

 

 シーフはやれやれと首を振りため息をつく。

 

 「こいつは俺のだろ?」

 

 その言葉で再びユウキ争奪戦が起こった。

 

 「ユウキ様は我が主です」

 「カルブの…大切な人…」

 「俺の物だ」

 「なっ先輩は私の彼氏っす」

 

 あちらこちらと彼女達の手を行き交いながらユウキは呟く。

 

 「あのー、先にこの紐ほどいて…


 あとお前! コトミ! いつ俺が彼氏になった!?」

 読んでいただきありがとうございます

 m(_ _)m

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― 新着の感想 ―
[良い点] コトミさん、物議をかもした爆乳でボーイッシュな髪型のキャラクターを想起させますね。
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