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男女逆転から始まる異世界冒険譚  作者: ペンちゃん
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集いし者達

 ユウキが目を覚ますと手を差し伸べるヘレナがそこにいた。

 

 「起き上がれますか?」

 

 その差し伸べられた手を掴みユウキは起き上がる。

 ヘレナはそれを見るとユウキを抱きしめた。

 

 「すまなかった。

 私がマヌケなあまりに貴方に辛い思いをさせてしまった…。

 もう、貴方にそんな思いはさせない」

 

 ヘレナは跪き剣を差し出した。

 そんな事されてもどうすれば分からないユウキはあたふたとしながらもそれを受け取る。

 

 「えっと…これをどうすればいいんですか?」

 

 ヘレナは微笑み言う。

 

 「私の肩に剣の腹を当てて下さい」

 

 ユウキは言われた通りに剣を当てた。

 それが終わると剣をユウキから貰い鞘に収める。

 

 「ありがとうございます。

 騎士ヘレナ、命に変えてでも貴方の御身を守りましょう」

 

 ヘレナはそう決意を硬く誓うとユウキを見て立ち上がった。

 

 「所でユウキ様…ここに独房はありませんでしたか?

 もし生きているのであればおそらくそこに友人がいると思いますので」

 

 ヘレナは手を顎に当てて考えながらそう言った。

 

 独房…そういえばそんな場所があった事をユウキは思い出す。

 

 「ああ、ある。

 確か……でもだめだ、鍵が必要だ」

 

 ユウキはそう思い出し言う。

 その会話で話が止まりどうしたものかとヘレナが考えていると。

 天井から声がした。

 

 「鍵がなんだって?」

 

 ヘレナは剣を素早く構えユウキを庇う。

 しかし天井から降りて着地した人物はシーフだった。

 腕を包帯で巻き負傷している事が分かる。

 

 それに気づきユウキは前に出てこの前の事…自分が魔法にかけられシーフが腕を負傷してしまった事について謝ろうとした。


 「シーフさんすいません、僕…あの時…ン」

 「きっ…貴様ーーー!!」

 

 シーフがもういつも通りの事か、ユウキの唇を奪うとヘレナがシーフに斬りかかった。

 

 「おっと」

 

 シーフは後ろに飛び離れ間合いを取ると短剣を抜き構える。

 

 「ちょちょ…待って…今はそんな事をしている場合じゃ…あれ…?」

 

 ガチャン

 床に鉄が落ちる音がした。

 見るとユウキの首についていた奴隷の首輪が外されている。

 

 「うゎ! 外れた…」

 

 ユウキは首が軽くなった事に喜び首を触る。

 シーフを見ると鍵をクルクルと回し笑った。

 

 「あの後、逃げずにこれを探してたのさ。

 その過程でいろんな鍵を手に入れてな、その中に牢屋の鍵もあるぜ」

 

 シーフがそう言うとヘレナは嫌々といった様子で剣を収めユウキとシーフの間に入り睨んだ。

 

 「次、我が主にその様な真似をしたら叩き斬る」

 「それより、急いだ方が良いかもよ?

 お前が騒いだおかげで兵士がこっちに向かってるらしい」

  

 シーフは耳に手を当てて耳を澄ませる。

 それを見てユウキも音に集中してみると複数人の…それも鎧がカチャカチャと鉄のかすれる音を聞いた。

 

 「ヘレナさん、シーフさん、急いでこっちに」

 

 ユウキはこの屋敷をある程度、メイドの仕事を行ったため熟知していた。

 兵が来ていない反対側の扉を開けて二人を誘導する。

 

 ユウキの誘導により一度も戦闘する事無く地下牢屋への入り口にたどり着いた。

 しかし…。

 

 「本当に…、お前は悪い娘だ」

 

 後ろ姿を振り向くとアミラが一人立っていた。

 ヘレナは剣を抜きユウキを庇い前に出る。

 

 「私が時間を稼ぎます。

 その内に二人で逃げて下さい」

 「いや、せっかくここまで来たんだ。

 こいつを倒して、牢屋のやつを出す」

 

 シーフはそう言うとユウキの手を引きさらに自分の後ろへ隠す。

 先の魔法を警戒しての事だ。

 

 「なっ!言うことを聞いてください。

 分かりませんか!?」

 

 そう言いヘレナは辺りを見渡す。

 ユウキもそれを真似て見渡すと目には見えなかったがカチャカチャと辺りから音が聞こえていた。

 

 「おや? 気づいたか…」

 

 アミラがニヤニヤと笑いながら近づいてくる。

 

 「おまけに、私の魔法まで得とは…でも…。

 バインド『束縛せよ』」

 

 アミラがそう唱えた瞬間どこからかロープが現れ一番後ろにいたユウキが捕まえられた。

 

 「また、俺か!?」

 「ユウキ!?」

 「クソっ」

 

 高くにぶら下げられ最初はじたばたしてもがいていたのだが高さ故の恐怖でユウキは動かなくなった。

 後ろ手に縛られ亀甲縛りにされ空中にメイド姿でぶら下がっている。

 

 あいつ!? ふざけた魔法使いやがって! 

 ……しかもなんでこんな縛りかたなんだよ……

 

 「貴様! 我が主になんて辱めを!」

 「また、すごい格好で縛られたもんだな…」

 

 ヘレナはユウキを出来るだけ見ない様にし、シーフはがっつりとユウキを見て鑑賞している。

 そんな事をしている間にヘレナとシーフの周りを隠れていた女騎士達が弓や剣を向けて囲み始める。

 

 「さて…私の秘密に気づいた以上、死んでもらうしかないな…」 

 

 アミラがそう言い手を上げようとした瞬間、ドーンと鳴る音と共に一部の騎士が吹き飛んだ。

 

 「ユウキさん!! 助けに来ました!!

 ユウキさ……そんな…なんて酷い事を…」

 

 カルブだそれともう一人……。

 あれは……。

 そこには何故か仮面ライダーの様な格好をした謎の人物が決めポーズを取り砂煙の中から姿を表した所だった。

 

 「誰かが私を呼んでいる…。

 仮面勇者コトミ…見参っす!!」

 

 あれ?…異世界ってこんなんだったっけ?

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 少しでも面白い、続きが見たい!と思ってくださいましたら。

  

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