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男女逆転から始まる異世界冒険譚  作者: ペンちゃん
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ママ活はじめました

 

 どこを当たっても就職先は見つからないそんな中、ユウキは朝、ゴミを漁っているときに悪魔的発想を思いついた。

 その名もババ活。

 まあ、パパ活と言う物を思い出しそれを応用したに過ぎないが…まあ使えるはずだ。

 なんてったってここの女性はもうおっさんに近い習性を持つ。

 これは行ける。

 となれば、善は急げだ。

 ユウキは気まずながらギルドにそろりそろりと侵入し一枚の紙を勝手にギルドボードに貼り付けた。

    ママ活始めました

     内容一日デート

    お金は銀貨10枚

   一日一人限定サービス

     場所…噴水広場

       NG  

   体目的  お触り(特にお尻)

      ユウキ

 

 良しとこれで完璧だ。

 さて、あとはあの場所で待てば…

 「あっ!!ユウキちゃん!!

 どこ行ってたの!? 心配したんだから」

 唐突に話しかけられユウキはビクリと飛び上がりとっさに紙を背中に隠した。

 「セッ先輩!」

 先輩はユウキを見て腕を掴んだ。

 「ほら、ギルドマスターに謝りに行こ?

 お金が無いって言ってたでしょ?

 私も一緒に謝ってあげるから」

 「いやー…でももう大丈夫になる…予定…なんで」

 ユウキの態度を見て先輩は何かを隠していると感づいたのかユウキを見つめてくる。

 そしてユウキの背中にある紙を見つけた。

 「ちょっとこれ!!

 やっぱり!…お金に困って」

 先輩は驚いたように紙を見て、ユウキの腕を掴む力を強め引いた。

 「駄目だよ、こんなことしちゃあ。

 いい!? 前も言ったけど女性は体と顔にしか興味が無い生き物なの。

 こんなことして、ユウキちゃん。

 危ない事だって自覚してる?

 世の中はいい女性ばかりじゃないの。

 危ない人だっていっぱいいるし、私だって連れさらわれて奴隷にされかけられちゃった時だってあるんだから」

 先輩に本気で怒られた。

 だが、ここで働くのも気まずい。

 「大丈夫ですよ先輩…」

 パンっ

 大きな音がギルドに響いた。

 先輩がユウキにビンタした音だった。

 痛い…なんで?…

 「本当に分かってない。

 本当はあなた一人で町中を歩くだけだって危険なのよ」

 しかし、もう決めた事…男に二言は無いのだ。

 「すいません、もう決めた事なので」

 それに、パパ活に関してはよく知らないが地球ではよくやっているし大丈夫だろ。

 ユウキにはそんなふわっとした考えで安全だと思っていた。

 その後ユウキは先輩の話を聞かず紙を貼り付けたまま、ギルドを後にした。

 身だしなみを出来るだけ綺麗にして、噴水で誰か来ないかと、釣りをする気分で待つ。

 すると、しばらくしてようやく初めての客が来た。

 「ユウキちゃん、本当に銀貨10枚でデートしてくれるの?」

 おば様がユウキの始めたビジネスの最初のお客だった。

 ユウキはその人の隣を歩きギルドで身につけた、こういった手合との会話スキルで一日を乗り越えた。

 そしてこのビジネスの報酬を受け取る。

 それを何度か繰り返しユウキは驚愕した。

 これはやばいビジネスだ。

 なんか、話合わせて一緒に歩くだけでお金、そして食事代が浮いた。

 おまけにプレゼントとかで甘い食べ物も食べられる。

 なんで、もっと早くやらなかったんだろう。

 そんな事を思っていた。

 そんなある日、もっと値上げしようと考えお金を出してくれるように自分を彼らの理想とする男性像に合わせる為に服や化粧品を買おうと街を歩き回る。

 そんな中、服屋を探しているとユリファの店が開いている事にユウキは気づいた。

 もう、宿の生活に戻ったので頼る必要は無い。

 …

 今日もママ活をしユウキは報酬を受け取った。

 しかしその日はお酒を勧められて飲んだので酔っている、そうして宿に帰ろうとしているとなぜかユウキは気づくと昨日見た猫耳のついた外観の服屋に来ていた。

 あれ…なんでここにいるんだっけ?  

 まあいいや…

 ここから宿まで少し遠い、でも睡魔がユウキを襲う。

 ユウキは酔っていた事もあってドアの前で寝むりについた。

 その頃ユリファは自宅でもう寝ようと布団に潜る所だった。

 すると玄関で物音がする。

 ユリファはなんだろうと玄関を開けるとユウキが家の中に倒れ込んできた。

 「ふぁ!! ユウキちゃん。

 どうしたのにゃ?」

 ユウキ頭を押さえ呻いてまた眠る。

 顔が真っ赤だ。

 得意の鼻で匂いを嗅ぐ、するとアルコールの匂いがした。

 「お酒の飲み過ぎかにゃ」

 ユリファはユウキを軽く持ち上げベットに寝かした。

 そしてユウキの顔を見てユリファはドキリとした。

 これって…襲えってことにゃよね?

 襲っていいかにゃ?

 嫌でも…本当に酔って眠っちゃってるみたいだし。

 どっちにゃーーー!!

 …

 「んー、よく寝た。

 あれ…ここどこ?」

 「あ…おはよう…にゃ…」

 朝、ユウキが起きると目の下にくまが出来たユリファが料理を作ってくれていた。

読んでいただきありがとうございました

 m(__)m

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