表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PLOTEST  作者: 神木 千
第1章 逢着する僕ら
30/33

番外編 学校案内1

キャラクターたちがあなたのために学校案内してくれます。

君がテルドロッド特殊能力養成学校に見学に来たという素人君か。私はユーク。不死川上官からは聞いているよ、今のところ使い魔の発現は無いんだってね? あ、全然気にしないでいいからね。此処には「ノースキルクラス」と言って、使い魔がいない子もたくさんいるからね。でも、使い魔が発現したらアンデッドクラスに入ってね? 使い魔にも因るんだけど、君はなんて言うか、アンデッドっぽいから、ふふ。


はい、此処が正面玄関。正面玄関には下駄箱があるから、適当に靴を脱いで入れて置いて。あー、そこはダメ! そこは「ヴァリアントクラス」の下駄箱だから。正面玄関を入って右側が「ノースキルクラス」の下駄箱、真ん中が「ヴァリアントクラス」、左端が私たち「アンデッドクラス」の下駄箱。今日はそうだねぇ、私の下駄箱に一緒に入れてあげるよ。下駄箱は2段になっているから、君のも入るんだよ。はい、これでよし。


よし、それじゃあまずは私のいる「アンデッドクラス」から見に行こうか!


正面玄関を出て、あ、ここが指導員室ね。いろんな指導員がいるんだけど、基本的に指導で退出しているから、指導員室って言う名前の空き部屋。机やら何やらが並んでいるだけだね。


それじゃあ、左側に行くよー! この養成学校はね、すべて1階にあるんだ。どうして階層を積み上げないか分かる? まぁ、そりゃあ分からないよね。私も聞いた話なんだけど、不死川上官が言うには「崩壊による犠牲者を減らすため」だそうだよ。もし、崩れるようなことがあって、建物の下敷きになったとしても瓦礫の撤去が早く進み、生き埋めになった隊員を迅速に救出できるから、なんだって。だからと言ってはなんだけどね、この養成学校とても広いんだよ。廊下が長いのに、部屋がない、なんてこともあるんだよ? この廊下ももうすぐ終わるけど、特に気になる部屋、ないでしょ?


はい、ここがアンデッドクラスの隊員用ロッカールーム! 此処でみんな練習用の装備を装着するんだ。ロッカーには最低限のものしか入れてはダメっていうルールがあって、大体の隊員は「練習用装備」と「棍」くらいしか入れていないよ。私もそんな感じ、ほら。ね? 練習用装備の下に着る制服は各自寮で着て来るからね。此処でエッチなことはできないってわけだね。ん、どうしたの? 次行くよ?


この先には「対特殊生物シミュレーション室」がある。これはクラス毎に内容の違う音声ガイドが内蔵されていて、クラスに応じた練習メニューを体験、実践することができる。あとで時間があったら君もやってみるといいよ。ま、初めは「ノースキルクラス」のシミュレーションからだろうね、体験するなら。中は、あ、今使用中だから見れないけど、実際はただただ白い部屋なんだ。そこに映像を4Dで映し込むことで身を持って体験できる。感覚も支配されるから、「死ぬときは本当に死ぬ」らしい。メニュー画面に戻れば修復されるから安心なんだけどね。


え? メニュー画面に戻らなかったら? 「死ぬんじゃない?」 分からない。それじゃあ、次行くよー!


ロッカールームを出た廊下の右側にあるのがシミュレーション室で、その対面にあるこっちの部屋。これは「講義室」。「アンデッドクラス」の基礎や知識はこの部屋で学ぶんだよ。講義の内容を実演するのが「対特殊生物シミュレーション室」。紹介する順番間違えたけどいいよね? 「講義室」は主に午前中使用する。昼食を摂って元気になってからシミュレーション! こんな感じで毎日暮らしてる。


まだこの先に道があるけど、此処から先は輪に任せてあるから! 任せたよー!


君、この見学終わったら。私と一緒に夕食食べようよ。約束ね?



第1章 番外編 「アンデッドクラス案内」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ