悠柳の過去と前世
[悠柳side]
ジュージュー
何かを焼いている音が聞こえる
僕何してたんだっけ……
あっ!薫ちゃんは?!?!
ガバッ
「う……薫ちゃん……」「薫ちゃん……?」
「ん?どうしたの。悠柳君」
薫ちゃんがいつも通りの爽やかな笑顔で僕を呼ぶ。
「いた……良かった。」僕はお母さんとお父さんがいない。そう。殺されたのだ。ブラックビックマンの支配者によって……まぁ、僕にとってはどっちも同じような存在なんだけど……
とにかくあいつらに復讐をするために僕は戦っている。戦うことは人を殺すことでとても辛い。でも、戦うことは悪いことばかりではない。この世界にはたくさんの生き物がいて見られるし、それになにより、薫ちゃんがいる。
もう、僕には薫ちゃんだけがいればいい。薫ちゃんが僕の生きがいだ。
薫ちゃんに出会った日、世界が変わったと思った。
この子といれば毎日が楽しいんだろうなと感じた。
まぁ、お節介なところも彼女にはあるが、そこも可愛らしい。僕はこの手で彼女を一生守ると決めたのだ。あの日から……
例え、この命がなくなろうとも……
僕には前世がある。僕がその前世を思い出したのは、8歳の頃。そして、その前世で片思いをしていた女の子がいることを僕は初めて会ったその時思い出した。その子の名前は翼ちゃんだ。
そう、僕の前世で好きだった子が薫ちゃんなんだ。
少しだけ僕の話をするとしよう。
悠柳の前世が次回明かされる!!お楽しみに




