恥ずかしすぎて、しぬ!!!!
「悠柳君、なにも言わないけどどうしたの?おーい。」「……」「おーい!!!!」ぽろっ悠柳君の目から涙が零れた。「え……」突然のことだった。「ど、どうしたの?!……大丈夫?」「かお、りが……無茶するか、ら……しぬかと……思った……」みるみる悠柳君の目から涙が零れてくる。ど、どうしよう。どうやって慰めれば……
男の子が泣いてるところ初めて見た……
「ご、ごめんね。悠柳君。」「ほんとだよ……おま、えは無茶ばっ、かする……から。なん……でも、1人で背負って……」仕方ないので、悠柳君の頭を撫でると悠柳君目からさらに涙が零れた。「えっ大丈夫?」心配になりそう言うと……「薫、の……せいだよ……しゃっくり止まらない……じゃ、ねーか……」悠柳君はしゃっくりが止まらないようで、ひっくひっくと言っている。
「ん。」すると、悠柳君は手を広げた。「え?」何そのポーズ。それじゃ、抱きしめてってねだってるみたい……「抱きしめて。」「……」言ったぁぁぁぁぁぁぁぁ
やばいやばい。推しで、しかも好きな人が泣いてるにも関わらず、今声あげそうになっちゃったよ!!!!それに私のために泣いてくれてると思うと……こっちまで泣きそうになってくる。
「はや、く…」「ん。」私達は溶け込むように抱き合った。こ、これは、友としてのハグです。決して下心など……
悠柳君の髪の毛が顔にかかる……
思わず悠柳君の髪を障っていると、悠柳君が頬を膨らませた。
「なんで髪の毛……髪の毛じゃなくても触るとこはあるでしょ……」えっ?!なんですかそれ?!触るとこってどこですか?!すると悠柳君がポツリと呟いた。「ちゃんと背中まわして……」「え」その顔、可愛すぎだろぉぉぉぉぉそれは反則!!!やばい、照れる!!!照れますっ!!!
「あのぉ……私たち居るんですが……そろそろ行こうよ……」陽菜多ちゃんが一言発した。
「あ……」「きゃああああぁぁぁぁぁぁぁ」私達は、はっとして一旦離れることにした。
すると、あの美人さんが口を開いた。「じゃあ、今怪我してる彼の元に行きますよ。あ、私自己紹介してませんでしたね。私の名前は猫音です。よろしくね。」
「「「よ、よろしくお願いします。」」」とりあえず私達は返事をし、一人一人自己紹介をすることにした。
----自己紹介中-----しばらくお待ちください
「ところで貴方達はブラックビックマンを倒そうとしているの?」「え、は、はい。」
「ブラックビックマンは強いわよ。でも鍛えあげれば大丈夫。良ければうちで修行とかどう?うちにはものすごく強い人達が集まってて訓練するところがあるのよ。それに学園もあるわ。」へー。なるほどこの世界にも学園があるのか……
感心していると……
「はい!!修行させてください!!!!」陽菜多ちゃんが真っ先に言った。「えっ?陽菜多ちゃん?!」「だって、学園に行ったら……高身長イケメンいるかもしれないじゃん……」陽菜多ちゃん……顔がニヤけてるよ……
「じゃ、じゃあ陽菜多ちゃんが行くなら私も行きます。」「そっちの坊やは?」「え?僕は……」さっきまでの言葉使いはすっかり消えたらしい。いつもの悠柳君に戻ってる。「行きます。」「そうか、じゃあみんな行くで決まりだね。そしてもう着いたぞ。」猫音さんがニコニコしながら言った。
◆◇◆◇◆◇◆◇
「ここの部屋だ。ここに彼がいるよ。」猫音さんはそう言うとすぐにどこかに行ってしまった。
「ここか。海斗!迎えに来たよ。」悠柳君がそう言いながらドアを開けた。
すると海斗君はこっちに気づいたのか、こちらを見た。その顔はいつものニコニコとはまったく違う、凍りついてしまうような表情だった。
冷徹な表情のまま、海斗くんがやっと口を開く。「君達……誰?」一瞬で部屋までもが凍りついた。




