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ブラックビックマンが現れた

「なんでブラックビックマンがここに?!?!」

グワァァァァゴォォォォォォ

どうやらブラックビックマンは唸っているようだ。あれ……海斗くんがいない






「陽菜多!海斗は?!」悠柳君が状況を読むのがはやいのか私が言うよりも先に口を開いていた。

「分からない……私が出た時にはもういなかった……」陽菜多ちゃんは涙目で言う。

グワァァァァゴォォォォォォグワァァァァゴォォォォォォォォォォ

ブラックビックマンの唸りは止まらない








「とりあえず逃げよう。ここは危ない。」悠柳君が淡々と言った。「えっ、海斗は?!見捨てるの?!」そんなこと私には出来ない!!「とりあえずだ。ブラックビックマンがここから離れたら探せば………………って薫?!?!」悠柳君が私の名前を呼び捨てした!!!ってそんなこと考えている余裕はないっ!!!!「薫ちゃん?!そっちは危ないよっ!!!」2人とも私の行動に焦っているようだがそんなこと考えている余裕はない。仲間が犠牲になるなんて私にはとても耐えられない!!!私はブラックビックマンを倒す!!!








「しょうがねぇな……」「え?」すると悠柳君は私を追いかけてきたらしい。「一緒に戦ってくれるの?」「当たり前だろ。仲間なんだから。」悠柳君は足がはやいのですぐに私を抜かすとブラックビックマンに反撃したようだ。






「薫ちゃん!受け取って!!!」陽菜多ちゃんが叫んだ。「え?」これは……「それは、ブラックビックマンの動きを止められる薬なの!まだ完成の途中から効くかは分からないけど……とりあえず、ブラックビックマンの口の中にいれて!そうすれば少しは効果がでるから!私と悠柳はブラックビックマンの気を引く!薫ちゃんはブラックビックマンの口に入れられるように頑張って!!!!」「わ、分かった!!!」「それから、海斗を探そう!絶対見つかるよ!きっと海斗のことだからどこかで生きてる!!!」

「うん!そうだね!」






「陽菜多説明はいいから!あと、薫とっととブラックビックマンの口の中にその薬ぶち込め!!こっちも限界だ!」悠柳君の言葉使いがどんどんひどくなってきてるよ……

「ラジャー!!」








「よしっ行くぞ!陽菜多!」「OK!まかせて!」よし。2人とも頑張ってるし私も頑張らなきゃ!!あ、ブラックビックマンの口が空いた。「今だ!薫!!!」「とりゃーーーー!!!」あれ、あれれ。ブラックビックマンの口にいれるのってむずくない?!?!

それに今日は雨と風が強すぎて吹き飛びそう。この雨と風がやんでくれれば……










キラキラキラキラキラ




なにか光っているものが降ってきた。

「Let’s!!WeatherMagic(天気魔法)!晴れになぁれ♪それっ♪」「グァァァァァァァィィィィァァァヴヴヴヴヴヴヴァァァァ」すると、ブラックビックマンが叫びだした。「なんだ、今の。一瞬で天気が……晴れになったぞ……しかもブラックビックマンが溶けてる?!?!」悠柳君のびっくりした声が聞こえてくる。声が聞こえてきたほうを見ると綺麗な女の人がいた。「わぁ……きれい。」あまりの綺麗さに陽菜多ちゃんも見とれている……





「こんにちは♪」「こ、こんにちは……」「随分(ずいぶん)手こずっていたみたいね。」「あの、すいません。こんぐらいの男の子見ませんでしたか?」悠柳君はそれを無視し、さっきのように淡々と話す。「あー、その子なら私の部下達が手当をしてるわ。どうやらブラックビックマンに吹き飛ばされたようね。」「そ、そうだったんですか!」良かった……無事で






「あ、あの。助けていただきありがとうごさまいます!」私が言うと陽菜多ちゃんが続けて言う。「ありがとうごさまいました!この御恩(ごおん)一生忘れません!」「いえいえ、大丈夫よ。あなた達はありがとうが言えるいい子ね。」「……」相変わらず悠柳君は何も言わない。どうしたんだろう……

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