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In.games  作者: 夜月 茜
4/7

Re:スタート

新ギルド名

レッドバード・トゥウィンクス

イメージカラーは赤だ。

カンナの店で団旗を作っていると、

ヒロキが入ってきた。


カンナ「いらっしゃいませ!

何名様で…、ってどうしたんですか!?」


ヒロキ「う、うえ?なんとことかなー?

ふぇー?」


一也「なんとことかなー?じゃねーよ。

どうしたんだよ。腹。」


ヒロキ「いやー…ちょっと魔動物に襲われて…。」


和葉「んもぉー。ちょっとどころじゃないよー。」


一也「毒にやられたか?」


ヒロキ「…あぁ。何ともないっ…」


一也「ヒロキっ!」


床にヒロキがばたりと倒れた。


カンナ「と、とにかく、こちらへ!

えっと…一也さんのギルドのメンバーのヒロキさんですよね?」


一也「あぁ。そうだ。高島 ヒロキ。俺と同じ年だ。」









「…さん…さん…きさん…ヒロキさん!」


ヒロキ「ん…。誰…?」


カンナ「私ですよ。カンナ・シャルロットです。」


ヒロキ「あぁ。って…俺、倒れたのか…?

てか…あの二人は?」


カンナ「あの二人は、薬草を取りに山へ…。それより…お身体、大丈夫ですか?」


ヒロキ「あぁ。何とかな。」


カンナ「和葉に教わってお粥、というものを作ったのですが…いまいち、ニホン、という国の食べ物が分からないので…お口に合えばですけど…食べますか?」


ヒロキ「おぉ、ありがとな。」


カンナ(ドキドキ…)


ヒロキ「おぉ!上手い!なんだこの味!

こんな上手いお粥、食ったことねーよ!」


カンナ「よ、よかったです。」


ヒロキ「シャルロットさんは…、何で俺なんかを助けるんですか?」


カンナ「…なんで、って…それは、人として

人を助けるのは当然のことだからですよ!

なんせ、あのお二人のお友達ですから、尚更です。」


ヒロキ「シャロットさん…いや、カンナは

…優しいんだな。」


カンナ「っ…!」


私は少し驚いた。

この人…ヒロキさんはこんな笑顔まで見せられるなんて。


カンナ(って、なに私照れてるの!/////)


カンナ「は、はやく、元気になってくださいね?」


ヒロキ「おう!サンキュー!」









一也「ただいま…って、カンナ、顔、赤いけど…

熱でもある…フゴッ!」


和葉「はい、一也黙ろうかー。ほんと、

乙女心分かってないなー。」


ヒロキ「ん?どうゆうことだ?」


和葉「どいつもこいつも鈍感…。はぁ…。」


一也「それはそうと、ヒロキ、お前、

住む場所どこだ?送ってくぞ。」


ヒロキ「いや、俺、住む場所ねーんだ!」


一也・和葉「はぁ?」


ヒロキ「いや、住むあてがなくて…

まいったなー。」


カンナ「…あのーうちで良ければ、ギルドの寮にでもどうですか?これから増えるかもですし…

ましてこの世界です。みんなで固まっていた方が、敵に狙われにくい、と。」


一也「カンナがいい、っていうなら俺は良いけど…。」


ヒロキ「いいのか!?ありがとう!カンナ!」


ヒロキはカンナの手を握り

無邪気に喜んだ。


カンナ「は、はひぃ!!!!///」



一也「…和葉…。」


和葉「はい?」


一也「何となく、お前の言ったこと、分かったわ。」


和葉「お、さっすがー。」




店から始まる、ギルドの

新たなスタート。

まだまだ道は遠いけど…

頑張ると決めた、

今、この時。



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