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In.games  作者: 夜月 茜
1/7

1話 「さあ、ゲームの世界へようこそ。」


2027年。

世界は圧倒的な急成長のすえ、

日本はかつてない先進国となった。

あらゆるものに満ち溢れ、

あらゆる娯楽の進化も遂げた。


では、ここでゲームマスターから、一つ、例を上げてみようではないか。


一也「和葉ー、入るぞー」


和葉「あー、一也。ちょうどよかった。

HP死にそうだから回復やってー。」


『In.games』

それは、日本で今人気の

ゲームである。

魔法は回復しか使えない。

剣だけで戦う、単純なゲームだ。


一也「ったく、すぐやるから待て、って。」


そのストーリー性と、やりやすさから

今では5万人のユーザーに遊ばれている。


和葉「やっぱ、このソードほしー。」


一也「あー、それ。俺もってるぜ。」


和葉「うわ、ずるー。」


一也「ずるくねーだろ。」


和葉「そういえば、今日の3時からゲームマスターからのお知らせあったねー。だいたい2万くらいのユーザー集まるかも、って。」


一也「あとちょいだな。3分ぐらいかー。

保存してホーム戻ろーぜ。街の中心部アウステルリッツだったよな?」





一也「お、始まった。」


俺と和葉は二人で画面を凝視する。

In.gamesのオプとともに、いつもの音楽で…。



その刹那、いきなり画面にノイズが走った。


一也「うわっ…なんだ…これ…」


和葉「…なんなの?これ…

ゲームの不具合?」


一也「お、おい…。なんかおかしくないか?」


自分が吸い寄せられるように、

感じた。


一也「和葉っ…!」


和葉「かず…や…」


二人は画面のなかに消えてしまった。

テーブルにはスマートフォンしか

残っていなかった。

スマホには、

ログイン完了。

の文字が移されていた。



こんな伝説、聞いたことあるだろうか。

あるゲームでは

決まった時間、日時になると、

ゲーム内で不具合が起きる。

その中の限られたユーザーには

″ある特典″が付いている、と。


それは、ゲームマスターによる、





In.DEATH GAMEの始まりであった。

















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