表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

そんな馬鹿な

作者: 瀬酒廊

夢だったのに。海に行くことが。

決まっていたのに。海に行くことが。

雲さえなければ。私の海が。

広がっていたのに。私の海が。

大きな苦しみ。今度こそ。

言ってやるのよ。今度こそ。

どうしてそうも上手くいかない。

私は海を見たいだけ。

青い色が見たいだけ。

知ってる。私。知ってるの。

一番近い私の海が。灰色だって知ってるの。

向こうに青があるのなら。

途方に暮れているのなら。

それは青だと言うしかない。

星の目線で言うのなら。

灰色だって美しい。

銀河の彼方灰の色。

私はいつも海に行く。

人の知らない。大きな海に。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ