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灰色魔道士の世界消失(ロストレガリア)  作者: GACKT
第一章、神守学園編
24/34

第24話:目的

『勝者が決定いたしましたので、現実世界(オーバーワールド)に意識を転送します』


1回戦の終了を知らせる合図がなる。


視界が徐々に暗くなり、平衡感覚を失う。


立っていた感覚は消え、浮遊感が生じる。


意識がどこまでも沈んでいく。


あの夜のようだ。


噂をすればなんとやら…、白い髪に赤い眼が特徴の少女が現れる。


「なんでお前が出てくんだよ、サタン」


どうだった、アタル?


「どうだったって何が?」


とぼけないでよ、ボクの使い心地さ。


「どうって言われても…、はっきり覚えてないんだよ」


そっか、でも悪い気はしなかったでしょ?


「それすらも覚えてねーよ。ってかお前は一体何なんだ?なんで俺の中にいる?なんで俺に力を貸す?お前の目的はなんだ?」


なにからいえばいいかな…。


じゃあ一つだけ答えてあげる。

なんで君に力を貸すのかだけど、君に強くなってもらわないといけないから、今よりももっとね。


「なんで!?」


ボクの目的と君の目的が限りなく近いからさ。


「おい、それってどういう…」


いずれわかるよ…。


サタンの声が遠くなっていき、浮遊感も失っていく。

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