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84.33  作者: ゴリラ
2026 三月
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73/93

四月二日 木曜日

今日の季語は、「木蓮」です。

見かけたことは、ありますか?


木蓮の 喝采受ける 青い空

もくれんの かっさいうける あおいそら


玄関を出ると、木蓮の花が屋根を越えて咲いていました。

当時、片道四十分の自転車通学をしていた私は、吐く息が白く見える朝に、この花を見ると、眉を寄せたものです。

冷気に身を縮め、自転車に足をかける姿と、空に届きたい一心で花弁を上に伸ばす木蓮は、対極にありました。


今、散歩しながら、白や紫の木蓮を見かけます。

春の空の青さに、喝采を贈っています。

なるほど、空は得意気で、雲ひとつありません。


木蓮の花の先にあるものは何だろう。

あんなに垂直に咲くのは、理由があるのです。

もしかしたら、

たくさんの木蓮の花は、それぞれに何かを失くしてしまったのかもしれません。

それで、毎年、空に乞うているのです。


私が白木蓮になったなら、

きっと、愛を願います。


神様は、愛を軽んじた私を簡単には許してくださらない。


英語

Magnolia blossoms

Applauding the azure sky

bright in the spring air


中国語

木兰花

喝彩青空

春意浓


スペイン語

Las magnolias

Aplauden al cielo azul

Bajo el sol


もし、あなたが木蓮の花になるとしたら、

どうしますか?

春の空の美しさに拍手しますか?

それとも、何かを探して願いますか?

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