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84.33  作者: ゴリラ
2026 三月
64/68

三月二十四日 火曜日

季語はネーブルです。

皮を剥くと、爽快な香りがします。


ネーブルの ひと口に揺れる 花かんざし

ねーぶるの ひとくちにゆれる はなかんざし


お祝いで、カクテルを飲みに行きました。

ノンアルコールが一番しっくりくる年齢です。

若い時は、アルコールを楽しめなくなるとは想像もしていませんでした。

思わず、笑ってしまいます。


展望の良いバーカウンターに座りました。

闇の中に、黄色とオレンジの街の明かりが間隔を開けて連なっています。

霜が降りたような瓶が窓際に何本かありました。

読み方のわからないラベルの瓶もたくさん並んでいます。


私は苺を使ったものを頼みました。

つまり、美味しい苺ジュースです。


私の隣には、和服で髪を結い上げた女性がいました。

ネーブルを使ったカクテルを飲んでいます。

女性は、グラスをゆっくりと持ち上げ、口元に持っていきました。

黒髪の白いうなじに垂れた、花かんざしの房が嬉しそうに揺れます。

桜の花が微かに音を立てそうでした。


英語

a taste of orange

the dangling flower charm

trembles on her hair


中国語

一口橙子

晃动着

花簪子


スペイン語

un bocado de naranja

se mueve

la flor del pelo



お読みいただき、ありがとうございました。

これからも、日常の切り取りをお届けしたく思います。

よろしくお願いいたします。

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