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84.33  作者: ゴリラ
2026 三月
54/70

三月九日 月曜日

風光る 縁石辿り 空仰ぐ

かぜひかる えんせきたどり そらあおぐ


朝に散歩をしました。

通りには、車も人もいません。

家々は模型のようで、人の気配がありません。

私の足音だけが鳴ります。

早起きのそぞろ歩きが好きです。

スポイトからポトリと一滴、落としたような空間が、私を取り込みます。

私は、その水中を泳ぐ金魚です。


周りの建物が青空に輪郭をくっきりと描いています。

今日は、きっと、晴れです。

胸を張ると、立派になった気がしますが、零度の空気に耳が冷たくなりました。

大通りに出ると、私は手を振って歩きました。

白線を見つけ、その上に立ちます。

両腕を広げ、モデル歩きの練習です。

それに飽きると、縁石にポンと乗りました。

小さい頃、縁石を辿ると、直ぐに片足を踏み外したものです。

でも、今は、空を仰いだまま、深呼吸もできます。


小路から、灰色の防寒コートを着た人が、先を急いで来ました。

うつむいて、どんどん先へ行きました。

その姿が次第に小さくなるのを縁石の上で見届けます。

私のお腹が「きゅるる」と音を立てました。

そろそろ、今日の始まりです。


英語

Bright wind is shining

Tracing along the curbstones

Looking up at the sky


中国語

春风光

踏着缘石行

仰望苍穹中


スペイン語

Viento que brilla

Sigo por el bordillo

Miro hacia el cielo


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