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84.33  作者: ゴリラ
2026 三月
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三月五日 木曜日

鼻歌の シャボン玉吹き ペダルこぐ

はなうたの しゃぼんだまふき ぺだるこぐ


午前中の早い時間、近所のスーパーへ歩いて行きました。

ラップを買い忘れていたのです。

お財布を片手に「らっぷ、ラップ」と口ずさみました。

陽が注ぎ、柔らかな風が髪を吹き抜けました。

足が地面を軽く蹴り上げます。

狭い歩道で、年配の女性とすれ違いました。

黒い毛糸の帽子を被り、小豆色のジャケットを着て、自転車に乗っていました。

肌は白く、冷たい目をしていました。

私は道路の端に寄って進みます。

自転車が通りすぎる時、私の耳にうわずった音が入ってきました。

それは、昭和の演歌のような鼻歌でした。

私は、ニンマリしました。

ビブラートのブルースがシャボン玉のように消えていきます。

「人って、いいな」と思う瞬間でした。








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