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84.33  作者: ゴリラ
2026 二月
40/68

二月二十三日 月曜日

春の風邪 負けるものかと ミカン食べ

はるのかぜ まけるものかと みかんたべ


昨日は晴れた空でした。

軽装で外出し、鼻歌気分で過ごしました。

家に帰ると、冬物を早速しまい、春の装いに入れ替えました。

黄緑のスニーカーを玄関先につま先を揃えて置きました。

薄いコートが散歩の出番を待っています。

「春っていいな」とスキップしたくなりました。


一夜明けると、昨日の暖かさを忘れたような朝でした。

布団から出した腕を戻し、温もり恋しさに縮こまりました。

目覚ましが鳴り、震えながら体を起こします。


洗面所は、冬の冷たさでした。

水に指先が触れると「ああっ」と声を出しました。

目の周りを皺くちゃにして、口に含んだ水を吐き出します。

顔を洗うときには、首を亀のようにすくめました。

身支度を終えて、低く唸りながら、居間に行きました。

春物の服が寒さを通します。

ストーブが部屋の端でようやく赤くなっていました。

私は猫のように足音を立てず、ストーブに近づきました。

体が解れるように暖まると、鼻が急にむずがゆくなりました。

肩を上げて息を吸うと、次の瞬間に「ハックション」を何度も繰り返します。

腕まで振ってしまうので、ちょっとした指揮者にも見えます。


これは大変だと慌てました。

私は春に喜びすぎて、風邪を引いてしまったのです。

負けるものかと、ミカンを食べ始めました。

一房を口に放り込み、嚙みながら、その汁を飲み込みます。

そして、次に食べる蜜柑の皮を忙しく剝きました。

ビタミンで、風邪をやっつけるのです。


中国語

春天的感冒

我才不会认输呢

吃小蜜柑


スペイン語

resfriado en la primavera

no me voy a rendir

como mandariana











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