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一月十六日 金曜日
ハッケヨイ 初場所沸かす 徳俵
はっけよい はつばしょわかす とくだわら
帰宅して居間に座り、座卓の上の蜜柑を手にしました。
つけっぱなしのテレビが、相撲の取り組みを映しています。
私は果皮を剥きながら、たまに顔を上げて画面を眺めていました。
「物言い」がつきました。
「えっ?そうなの?」と、私は前のめりに座り直しました。
場内が活気づき、みんなが土俵に顔を向け、動きません。
まるで、やかんのお湯のようです。
一気に沸き立ち、蓋を取ると泡が引いていきますが、静かに熱を保っています。
判定を待つ時間が、耳を澄ますことだとは知りませんでした。
人の想いが色んな響きとなって、空気に溶け込んでいきます。
それは、動物たちが使う周波数のようです。
だからこそ、物言いは、どこか湿り気を帯びて、ゆっくりと過ぎるのだと思います。
ほんのわずかな差です。
それが勝ち負けを決めるのですよね。
土俵の徳俵は、逆転勝ちをくれる場所です。
私たちの周りにも、きっと徳俵が見つかります。
つま先引っかけ、踏ん張りましょうか。
英語
Hakkeyoi!
Hatsubasho heats up
At the edge, Tokudawara
スペイン語
¡Hakkeyoi!
Hatsubasho hierve
En el Tokudawara




