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霊研の探偵さま  作者: とど
三章
54/74

24-1 突入


「……やはり此処か」


 夜が明けてすぐ。冬らしい朝靄が濃い山の中を歩きながら、若葉は何とも言えない心境で呟いた。

 彼の周りを歩くのは霊研の人間と、そして数人の調査室の警察官だ。相手側に人質がいる以上派手に動くことは厳禁であり、シオンの本部に乗り込むのは少数精鋭が適任という結論に至ったのだ。突入メンバー以外の調査室の人間は山の麓の閉鎖を始めており、シオンの構成員を取り逃さないようにと網を張っている。


 息が白くなる寒さの中、若葉は冷たい鼻を手で覆いながら数ヶ月前のことを思い出していた。まだ真夏だった頃に訪れたこの山は、しかし今のように随分と寒かった。雪が降り、それが吹雪になり、そして――見たことも無い化け物に遭遇したのだ。

 シオンの本部があるのは、以前例のシンボルマークを目撃したと情報を得ていた山の中だった。若葉はあの時すぐ目の前まで来ていたというのにその存在に気付かず、こうしてテロが起きるまで知ることすら出来なかった。


「……おい! こんな緊急時にタバコを吸ってるやつは誰だ! 怠慢にも程があるぞ!」


 唇を噛み締めてテロの犠牲者達へ心の中で謝っていると、不意に匂ってきたタバコの匂いに彼は背後を振り返る。すると最後尾にいる警察官が暢気にもタバコをふかしている所を目撃した。

 すぐさま目を釣り上げて怒り始めた若葉に、警察官の前方を歩いていた英二が面倒くさそうに「うるせえよ」と小さく声を上げた。


「お前の方こそ隠密行動だって分かってんのかよ。敵に見つかったら千理達が危ねえんだからな」

「く……すまない。だがこんな時にタバコなど、それこそ匂いで見つかる可能性が」

「ま、そうだな。そろそろ消しとけ」


 英二の声にこくりと頷いてタバコの火を消し始めた男を見て若葉が眉を顰める。緊張感が無い。今がどういう状況なのか本当に分かっているのか。


「さ、話はそこまでにして……若葉君、頼めるかな」


 若葉が軽く苛立ち始めた頃、一番前を歩いていた櫟が足を止めて彼を振り返った。そこにあるのは夏にも見つけた花のマークが刻まれた祠だ。あの時はただ見つけただけで何も情報を得ることができなかったそれに、若葉は頷いて右手に握りしめたシオンのバッジを手に近付いた。

 祠に刻まれたマークとバッジを重ね合わせる。するとみるみるうちに祠は勝手に動き出し、足元に地下へと続く階段が現れた。若葉は思わず息を呑んだ。


「『シオンの構成員の証であるバッジを本部入り口のシンボルと重ね合わせると、入り口が開く。ただしそれを行うのはバッジの持ち主であり、人外の力を持つ者に限られる』……千理の言った通りか」

「何故伊野神千理はそんなことを知っている?」

「ざっくり言うと敵の記憶情報を読み込んだんだよ」

「は?」

「疑問は全て終わってからね。さ、バレないうちに急がなければ」


 若葉の疑問符を無視して櫟がさっさと地下への階段を降りていく。此処からは時間の勝負だ。如何に気付かれずに本部の中へ入り、千理達の元へ辿り着くことができるか。


「目印は千理が付けているはずだ。痕跡が消える前に行こう」




    □ □ □  □ □ □




「華蓮!」

「ツバキ!! 助けて!」


 細かい鉄格子に阻まれた先に華蓮を見つけたツバキは、瞬く間に彼女の元へと駆け寄った。格子にぶつかる勢いで彼女との再会に安堵するツバキの後ろ姿を見ながら、千理は心の中で同じく酷く安堵していた。


(……ホントに危なかった!!)


 この作戦を実行するにあたって一番の懸念材料は愁だった。彼が一緒に誘拐されると言い出した時、千理は心強さを感じると共にどうやって彼を生かせばいいのかと頭を抱えることになったのである。

 一番最悪なのは出会い頭に薊に攻撃されることだった。華蓮の居場所も分からないまま暴れる訳にはいかないし、ツバキが一人味方に付いたところで敵陣の中で櫟達が来るまで千理を守りながら持ちこたえられるとは思えない。

 なけなしの希望は愁が幽霊であることと、そして彼が鬼頭に気に入られていたことである。鬼頭さえその場に居合わせてくれれば愁の生存率はぐっと上がる。実際彼のおかげで愁は薊に消されずに済んだようなものだ。

 その代わりに彼は薊の術を受けて自発的な行動が取れなくなったものの、今は無事なだけで十分おつりが来る。


 薊が愁に使った札は、狙撃犯の記憶の中にも存在するものだった。

 どうやら彼はあまり他人との付き合いは良くなかったようだが、唯一薊だけはまるで死んだ父親の代わりのように慕っていた。だからこそ薊に関しての情報はいくらか手に入れることが出来た。

 以前愁がヤクザの霊能力者から受けた体が動かなくなる術の上位互換、対象を意のままに操る厄介な術だ。幽霊である愁を殺さないのであれば恐らくこれを使ってくるだろうという想像はしていた。


「おい! 早く華蓮を解放しろ!」

「断る。そもそも私はこの女を殺されたくなければ伊野神千理を連れて来いと言っただけだ。連れてきたら解放するなどとは一言も言っていない」

「はあ!? ふざけんなよ!」

「そんなことよりまだお前にはやってもらうことがある。実験に使う悪魔の数が足りなくてな。人質をこのまま生かしておきたければ大人しく従ってもらおう。……連れて行け」

「やっ、ツバキ!」


 薊が部下に視線で示すと、彼らはさっさとツバキの腕を掴んで部屋の外へと連れて行こうとした。一瞬抵抗しようと翼を広げたツバキだったが、華蓮の閉じ込められた鉄格子の前に立つ薊が分かりやすく彼女のナイフを向けると途端にその動きを止めて射殺さんばかりに薊を睨み付けた。


「……いいか! 華蓮に傷一つ付けてみろ、ただじゃおかねえからな!」


 薊の部下に両側から腕を掴まれ、引き摺られるようにしてツバキは無理矢理部屋の外へと連れて行かれてしまう。彼の姿が完全に見えなくなると、華蓮は身体を震わせながらすぐ傍に立つ薊を涙目で睨んだ。


「なんなのよ……私が、ツバキが何したって言うの! 早く家に帰してよ!」

「何も知らないから人間は罪なのだ」

「は、何の話!? 罪ってどういう」

「きゃんきゃん騒がしいな」

「え」

「華蓮さん!」


 格子の隙間から薊の指が華蓮の額を突くと、たったそれだけで彼女は背後の壁まで吹き飛び全身を叩き付けられる。額から血を流した華蓮がぐったりと床に倒れて動かなくなるのを目撃した千理は、一気に血の気が引く感覚を覚えた。


「華蓮さんが……」

「殺してはいない。まだ利用価値があるからな」

「っ……!」


 千理は沸き上がってくる怒りを必死で宥め、両手をきつく握りしめた。

 駄目だ、冷静になれ。今此処で刃向かっても悪い方向にしか向かわない。全員助かる可能性を上げるには、今彼らを刺激するべきではない。


「そんなことより」


 そんな千理を余所に、薊は詰まらなさそうな顔で一部始終を眺めていた鬼頭を振り返った。


「鬼頭、あの化け物使いの件はどうなってる。まだ本部に届かんのか」

「え? あー……はは、ちょっと遅れてる、かもしれないですねー」

「何?」

「あ! 俺ちょっと外で様子見てきますよ! 道に迷ってんのかもしれねーし!」


 薊の言葉を聞いた瞬間分かりやすくぎくりと肩を揺らした鬼頭は、あはは、と誤魔化すように笑みを浮かべて慌ただしく部屋を出て行く。

 その後ろ姿を見ながら僅かに眉を顰めた薊だったが、すぐに気を取り直して千理の方へとやって来ると彼女の腕を強い力で掴んだ。


「いっ、」

「千理!」


 みしり、と骨が軋む。千理が顔を歪める姿を一切気に留めず、薊は華蓮の隣の牢に千理を放り入れて鍵を掛けた。愁はすぐに千理の元へと行こうとするが、しかし全身がまるで鉛のように重く感じ、一歩近付くだけでもかなりの負担を覚えた。


「この女と同じ目に遭いたくなければ大人しくしてるんだな」

「……一つだけ聞かせて下さい。私を人質に何を要求するつもりなんですか」

「私が求めるのは貴様らのボス、霊研所長の死だ」

「櫟さん?」

「質問には答えた、こちらも聞かせてもらおう。あの男は何者だ?」

「……何者、って言われても」

「妖怪怪異悪魔それぞれに力があるように、稀に人間にも特殊な力を有するものがいる。深瀬春樹や透坂鈴子のような超能力者、それに霊力を持ち悪霊を祓う力を持つ霊能力者もいる。……だがあの男は違う。やつからは一切霊力を感じない」

「え?」

「霊力が無い? だが櫟さんは霊が見えるし成仏させられるだろう」

「だから異常なのだ。代わりに感じるのは何らかの膨大な力の塊で、その詳細は一切分からない。ましてやあの男は霊を祓うのではなく根こそぎ成仏させ、強制的に魂を輪廻の輪に戻している。――あの男は、一体何だ」


 千理の脳裏に、ただ手で触れるだけで霊を消し去る櫟の姿が何度も思い起こされた。そもそも成仏とは霊自らが現世への未練を断ち切って死を受け入れるからこそ安らかに逝けるのであって、本来他人が強制できるものではない。

 しかし千理とて櫟に霊力が無いことなど初耳だ。彼について分かっていることは殆どない。「分かりません」と大人しく首を横に振ると鋭い舌打ちが返ってきた。


「調査室の職員、そして周囲の霊能事務所、とりわけお前ら霊研の情報は出来うる限り収集した。だがあの男だけが最も未知数だ。計画の障害になりえる不穏分子は早めに消しておくに限る」

「……あの人はあれでもちゃんと所長です。私の為だけに、ましてやその私が無事に解放されるかも分からない状態で要求を受け入れるはずがありません」

「そうだな。だが……目の前で今にも死にそうになっている状態でも同じことが言えるか?」

「!」


 鉄格子の隙間からナイフの刃が千理に向けられる。次の瞬間、彼女と薊の間に割り込むように愁が両手を広げて滑り込んできた。つい先程ののろのろとした動きとは比べものにならないスピードに、薊は思わず目を瞠った。


「貴様、何故自由に動ける」

「自由じゃない。まるで全身に大量の重りを付けられた気分だ。だが、頑張れば動ける。それだけのことだ」

「頑張る??」


 薊は一瞬ぽかんと呆けた。そんな根性論でどうにか出来るものではないのに何なのだこいつは。

 千理は薊の内心を悟りつつ、『多分幽霊って言っても死んでないから完全に操れないんだろうな』と密かに納得した。それにしてもおかしい気もするが、まあ愁だから仕方が無い。


「だが動けるだけだ。物を浮かせたりは流石にできん」

「……でなければ札の意味がない。いいか、もし貴様がこの場から逃げようとすればその瞬間この女を殺す、いやお前に殺させる」

「!……分かった」


 薊の手にあったナイフが自然と宙に浮き、そのまま千理の周囲を漂う。自分の力を勝手に使われていると気付いた愁がすぐさま頷くと、ナイフは軽い音を立てて床に転がった。


「ともかく、透坂鈴子がいる以上いずれやつらは此処に辿りつくだろう。その時、目の前で死にかけている霊研の人間が居れば、やつはそれを見捨てることができない」


 霊研の職員だけが櫟の弱点となりうる。彼を調べて分かった数少ない情報だ。他にも彼に亡き師匠がいることやその力を受け継いだという情報はあったが、どれもあの力の詳細には踏み込んでいない。


「櫟と深瀬が消えれば霊研と調査室は瓦解する。他の霊能事務所など放って置いても我々を対処できるような力もない。そして各地で爆破テロを起こし声明を出せば、今まで密かに生きてきた我らの同志達も挙って声を上げるようになるだろう」


 シオンの構成員だけではない。日本中の人外を味方に付け、今までひた隠しにされていた自分達の存在を公にする。そうすれば更に世界は混沌の渦に落とされる。


 これは自分達の存在証明であり、今までないがしろにされてきた世界への復讐だ。




    □ □ □  □ □ □




「あー……やっべえじゃん。若葉のやつ何やってんだよ」


 つかつかと早足で通路を進みながら、鬼頭は右手で髪をくしゃくしゃにして呻いた。

 本来ならば今頃或真を詰め込んだスーツケースが本部に届いていてもおかしくないのだが、夜が明けても未だに若葉は本部に姿を現さない。何かトラブルでもあったのだろうか。スーツケースにはいくつか穴を空けているのでうっかり窒息死させてしまったということはないはずだが。


「途中で起きて逃げられた可能性もあるか……?」


 何にせよ或真の所在が不明なのは大問題だ。本当はすぐさま薊に報告をしなければならないのだが……新人である若葉がよりにもよって最重要の任務を失敗したとなれば薊も処分を考えてしまうかもしれない。流石に鬼頭もそれは避けたかった。


「とにかく連絡だけでも入れば……ん?」


 ひとまず入り口で若葉を待とうかとそちらへ足を向けていると、不意に鬼頭の前方の通路に一人の男が倒れ伏していた。

 どうしたのかと駆け寄った鬼頭は驚きに目を瞠る。更に前方、その更に前方にも同じように倒れている構成員が見えたのだ。ただ事ではないと悟った鬼頭が足元に転がる男の胸ぐらを掴んで持ち上げると、痛みに呻くように小さく唸った。


「鬼頭、さ」

「おい何があった!?」

「侵入者です……あの、霊研の」

「……チッ、あいつら!」


 息絶え絶えに伝えられた言葉に鬼頭は思わず大きく舌を打った。すぐさま男を床に放り出した鬼頭は倒された構成員を辿るようにして走り出す。これ以上計画を邪魔されてたまるかと全速力で走ってすぐ、タバコの匂いと共に数人の人影を視界に入れた。


 一番背後を進む男――朽葉英二に向かって鬼頭は無言で襲いかかる。その首を折ってやろうと手を伸ばしたその刹那、不意に鬼頭を振り返った英二はまるで分かっていたとばかりににやりと笑い銃口を向けた。


「!」


 至近距離から放たれた銃弾を躱せたのは奇跡に近かった。弾が擦った頬から血が流れるのを感じながら、鬼頭は顔がかっと怒りで熱くなるのを感じた。

 なんで、どうして。そればかりが頭を回る。集団の前方、そこに待っていたはずの若葉と或真の姿を認めたからだ。


「若葉! お前なんでそいつらと一緒に居る!?」

「鬼頭、貴様……」

「話をしてる場合じゃねえだろ。お前ら、さっさと先へ行け。こいつはこっちに任せろ」


 若葉もまた、このシオンの本部で鬼頭の姿を目撃して改めて彼の正体を認識する。しかしそんなやりとりをしている時間も惜しいと、英二は再び鬼頭に向けて銃を撃った。

 警戒していた鬼頭が背後に飛んで避けると同時に言葉もなく若葉達が走り出す。鬼頭はすぐに追いかけようとしたものの、通路の正面に英二が銃口を向けながら立ち塞がっており邪魔だ。


「退け!」

「退く訳ねえだろ」


 両手に持った銃が同時に引き金を引かれる。しかし鬼頭は怯むことなく彼の懐に飛び込んだ。

 朽葉英二、この男の弱点は足だ。日常生活には問題無いが長時間の運動は難しく、そして接近戦に弱い。銃弾さえかい潜れればこの男は全く脅威ではないのだ。

 鬼頭の意識は既に若葉に向いている。裏切り者への怒りをぶつけるように、彼は英二の腹に穴を空けるつもりで拳を突き出した。


「死ね!」


 容赦の無い一撃が英二の腹に向かう。そんな状況であっても英二は両手の銃を手放すこともなく、また躱そうするでもなく動かない。


「――死なねえよ。娘が、いや娘と相棒が泣いちまうからな」


 ばきり、と骨が折れる音が鳴った。しかしそれは英二の肋骨ではない。――鬼頭の拳の方だった。


「は?」


 鬼頭が驚くと同時に二発の銃弾が彼の体に撃ち込まれた。完全に不意を突かれた鬼頭はそれをもろに食らい、仰け反るように背後に倒れ込む。


「麻酔銃だ。全身痺れはするが死ぬことはねえよ」


 英二の言葉を理解する余裕は鬼頭にはなかった。今何が起こったのか分からない。確かに自分の拳は英二の腹を捉えた。だというのにそれは体まで届くことはなく、直前で何かによって阻まれたのだ。まるで、そこに透明な壁でもあったかのように。

 そこまで思考が行き着いた瞬間、鬼頭ははっと顔を上げた。

 タバコの匂いが鼻に付く。そこまでしてようやく彼は英二以外にもう一人の男がこの場にひっそりと残っていたことに気が付いた。警察官の制服に身を包んだ男は調査室で見覚えのある顔だったが、彼は果たしてタバコなど吸っていただろうか。


「お前……まさか」

「ようやく気が付きましたか?」


 鬼頭に視線を向けられた男が笑う。仏頂面で生真面目なはずの男が柔らかく微笑んだのを見て、彼はようやく全て理解が追いついた。


「せめて体臭から変えて来い、でしたね」


 優しく微笑んだ男の顔が一瞬にして歪み、ぼやけた。みるみるうちに顔が変わり体格が変わったその男は警察官の制服から黒いスーツ姿になり、さらりとした金色の髪を揺らしながらしてやったりと目を細める。


「コガネ!」

「さて、鬼頭さん。キツネが化かされた気分はどうです」




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