あらすじ&人物紹介(ネタバレ含まず)
要望がありましたのであらすじなど
二章最後まで読んでいただいた方向けになります
それよりも前に読まれる方にはネタバレとなります
三章でも色々なキャラが登場しますので、あとがきに一章から現時点までのあらすじ(ガッツリ)と登場人物 (アッサリ)やMAPなどの情報を載せておきます。登場人物などは本編でそのつど説明していくつもりなので、不要な方はスルーで大丈夫です
○一章あらすじ
メインコンピュータかつ人工知能「Mother AI」の成長暴走によりVRMMO eternalの世界に約35万人のプレイヤーが閉じ込められた。それにより、話題の新感覚ゲームは蘇生不可、痛みや恐怖全てがリアルなデスゲームの世界と化したのだった。
頼れるのは己のレベルと技術、一握りの仲間達と、Motherがランダムに選んだ〝固有スキル〟のみである。
主人公、修太郎はデスゲーム開始と同時に固有スキルであるダンジョン生成を発動しており、デスゲーム開始プログラムが同時稼働した際の微細な座標のバグが発生し、未実装だったはずの「ロス・マオラ城」と座標が重なり、図らずもダンジョン化に成功。そこに居たのは遥か格上のmob達と、レベル最大値の魔王達であった。
地上ではギルド「紋章」のマスターであるワタルの決死の呼びかけにより暴徒化したプレイヤー達が徐々に沈静化する。しかし残された問題である「ログアウト不可」に変更はなく、ゲームクリアを志すβテスターを筆頭に戦えるプレイヤー達は最前線へと消えていく。ワタル達は初期地点であるアリストラスで初心者支援に躍起となる中で、忍び寄る「侵攻」に精神をすり減らしていたのだった。
修太郎は序列一位の魔王エルロードと施設を巡りながら、牢獄に大量の凶暴なモンスターが幽閉されているのを見る。修太郎の安全のため明日にも処分すると語るエルロード。その後ダンジョンマスターとして初めてのモンスター「スライム」を召喚し、処分対象だった牢獄のモンスター達をスライムの経験値として合成、スライムは終盤のボスクラスの個体に昇華した。修太郎の力の一端を垣間見た魔王達は反抗的な態度を改め、絶対服従を誓うのだった。
初心者引きこもり勢のミサキは紋章ギルドの面々の勇気に感化され、自立を決意。クエストをこなしていく中で自分の固有スキル「生命感知」に気付く。時同じくして紋章ギルド参謀のフラメもまた索敵スキルを探しており、鋭い嗅覚でミサキを呼び止め協力関係を結ぶ。そしてワタル達は侵攻が既に発生済みで、肥大化しつつあることを知った。
序列二位の魔王バンピーの世界を見てまわった修太郎は、ダンジョンコアのある部屋を拡張し、無意識下で加速機能を使いそこを国として大きく発展させた。その部屋を見た序列三位と六位の魔王ガララスとバートランドは修太郎の主としての技量と器の大きさにも触れる。その後、進化したスライムのプニ夫のスキル「形状変化」によって姿形をカモフラージュできることを知った修太郎は、全身黒い鎧(通称 黒騎士)の姿で地上の状況把握のため二人の魔王を連れ、初期地点であるアリストラスへと向かう。
ワタル達は少ない戦力ながらも事態は一刻を争うという事で侵攻を止めるため戦いに向かう。侵攻の根源であるキング・ゴブリンはワタルよりも格上のモンスターであり、戦況は好転しないままプレイヤー側ばかりが消耗してゆく。PKによる横槍でサブマスターのアルバが負傷し、かつて仲間を殺された恨みを持つキッドが後を追う。アルバと交代しながら盾役を担っていたワタルは一人で担当する事となり、戦況は一気に悪化してゆく。レベルが低く同行できなかったミサキは坑道内に「二つの青い点」があることに気付き、誤って侵攻の部屋へ向かうのを阻止するため人を募るも相手にされず、無謀と理解しながらも単身フィールドに出る。
アリストラスに着いた修太郎(黒騎士モード)はギルドにて侵攻というイベントが発生している事実を知り、クエストを受けると同時にイリアナ坑道へと向かう。そして道中、蜘蛛型mobに攻撃されているミサキを助け、ワタル達を助けることを約束、ミサキの護衛として序列五位の魔王セオドールが同行し、一行は二手に分かれた。
ミサキは坑道内の点が「三つ」になっていることに気付いておらず、その場所に到着。そこで待ち構えていたのはPKの黒犬とキジマ、そして紋章に入ったはずのキッド。三人は消耗した紋章主力部隊を殺す算段でこの場所に居たといい、ミサキは自分の浅はかな正義感と無知さを涙ながらに呪う。種明かし後にミサキを殺そうと襲いかかってくるも、セオドールの一閃で三人共が死に至り、知らない場所で侵攻討伐隊は一つのピンチを脱することとなった。
ワタル達の戦況は遂に撤退を強いられる程厳しいものへとなっており、奇跡的に死者こそ出ていないがNPCは全滅していた。フラメを軸に参加プレイヤー達を逃すためゴブリンの大群を引き受け犠牲になることを覚悟するアルバ。その間もワタルは意識を失いながらもキング・ゴブリンと戦っており、紋章のツートップが討たれるかに思えたその刹那バンピーによる広範囲即死スキルが発動し一瞬にして侵攻は塵となり消え去った。その後侵攻討伐隊は坑道前へと合流した後、実感の湧かぬままアリストラスを救った英雄として凱旋することとなる。
全てが終わった後合流した修太郎とミサキ。再びダンジョンへと帰る修太郎を見送り、ミサキは修太郎達に対し多大な恩を感じながら、強くなることを決意。自分もアリストラスへと向かう。
アリストラスでは侵攻討伐による莫大な報酬が討伐隊に送られ、ギルド報酬で得た魔導兵器により侵攻による都市攻撃の防御手段を得ることに成功。紋章ギルドが存在する限り、何人たりともアリストラスのプレイヤーに手を出すことはできなくなった。そして紋章ギルドの勇気に感化された多くのプレイヤー達が協力を希望し、この日より紋章ギルドは最大規模のギルドへと成長を遂げてゆくのだった。
○二章あらすじ
大規模侵攻から一ヶ月が経ち、アリストラスは驚くほどの活気に溢れていた。引きこもり勢は侵攻という脅威に晒される心配がなくなり、都市内は紋章ギルドの支援により初心者でも安心してレベル上げやお金稼ぎができるようになっていたからだ。
日々の業務に追われる紋章アリストラス本部の受付ルミアのもとへ、一人の少年が訪ねてくる。ある理由から、今ではかなり珍しいローティーンで更にレベルの高い剣士。少年――修太郎の要望は「召喚士のいるパーティに参加したい」という事だった。
侵攻を食い止めた後、修太郎はより早いゲームクリアを目指すためエルロードと共に上空からエリアを巡り、ある一箇所から先に行けない事を知った。ソーン鉱山と呼ばれるその場所は闇の神ヴォロデリアを信仰する四大精霊の「祈り」が発動していると推測する。
ソーン鉱山より前にあるエリアにも鍵が掛けられており進む事ができず、泣く泣く修太郎は黒騎士の姿で最前線の拠点であるサンドラス甲鉄城へと降り立つ。情報を得るため聞き込みをする修太郎だったが、その風貌や言動のちぐはぐさから怪しまれ、黒騎士の姿ではプレイヤーとの交流は不可能と結論付ける。修太郎本来の姿のまま、魔王達を違和感なく連れて歩くことができ、他のプレイヤーと交流し信頼を得ながら歩幅を合わせるのが最速攻略のための最善手だと考えた修太郎は、召喚士を目指すため厳しい修行の後に紋章ギルドへと向かったのだった。
その頃ミサキは一ヶ月のうちに大きく成長を遂げており、PK撃破による莫大な経験値で上がったレベルやセオドールから貰った強力な装備に使われないように毎日夜から早朝にかけて訓練場で自己研磨を続けており、その頃には武器や雰囲気になぞらえ「銀弓の女神」と呼ばれていた。ミサキは数合わせ的に参加したクエストで第17部隊と合流し、飄々とした雰囲気のタンクである誠、世話焼き女房の聖職者バーバラ、子守役のしっかり者弓使いキョウコ、わんぱくな双剣士志望の剣士ショウキチ、怒りっぽい炎魔法使い志望の魔法使いケットルと出会う。
ミサキは第17部隊の絆の深さを羨ましく思いつつクエストを終え、アリストラスに着いた所でワタルが最前線に行くメンバーを招集する場面に遭遇した。その後、侵攻時に力になれず情けなく感じていた誠はバーバラ達の後押しもあり最前線に向かう事を決める。ミサキもまた己を高めるため、今度こそワタル達に貢献するために最前線へと出発した。
修太郎は戦闘指南役であるオカマの大男キャンディーの前で洗練されたスキルと戦闘技術を披露、驚愕される。それはバートランドとの修行による成果であり、修太郎のポテンシャルの高さが評価された瞬間であった。その後、修太郎は素行に難のある召喚士リヴィルの所属する第38部隊が募集するクエストに参加し、兵士で隊長の種子田、弓使いの青年キイチ、眼鏡をかけた聖職者ヨシノと出会う。リヴィルは召喚獣でもあり盾役でもあるレア個体のアイアンを便利な道具として雑に扱っており、パーティメンバー達にも罵詈雑言を浴びせながらクエストは進む。
道中、修太郎はヨシノから召喚士の事を色々聞きながらウル水門を進んでいき、遂にボス部屋まで到達した。ボスへと向かうようアイアンを蹴るリヴィル。忠誠度を意味するカルマ値がマイナスへと到達したアイアンの瞳の色が赤へと変わっており、召喚獣からmobへと変容。暴走したアイアンは元の主であるリヴィルの頭を握り潰し、パーティは混乱の渦に巻き込まれた。
上空で待機していたエルロードによる精神安定の魔法により回復した修太郎は、単身アイアンと戦闘しこれを討伐する。元々レベル的に余裕もありボスも無事撃破した一行は、その先にあるエマロの町に到着し、意気消沈した種子田は謝罪の言葉と共にその場から去った。元最前線にいたキイチとヨシノから最前線の情報を聞き、当初の予定通り、魔王達を違和感なく連れて歩ける召喚士に転職する。
適当なクエストでレベル上げを行った後、受付のルミアから索敵や戦闘能力の高さから召喚獣に「獣型」を勧められた修太郎。獣型を呼ぶ目的で媒体となる素材を得るべく、修太郎はアリストラス付近にある森の狼型mobを討伐目標としたクエストを受注する。そしてマッチングしたのは誠が抜けた第17部隊のメンバーだった。年齢の近いショウキチに「友達になろう」と言われた修太郎は今まで我慢してきたものが崩れ去り、年相応の反応を見せた。
森での精度の高い連携に驚く修太郎を牽引する第17部隊。無事にクエスト目標のmobを倒し、聖職者バーバラの魔法「祈り」によって簡易的にセーフティゾーンを作りその場で召喚を行う。元々待機していた銀色の狼(序列四位の魔王シルヴィア)が仲間に加わり場が和むのも束の間、突如として侵攻が発生、レベル30超えの個体と遭遇してしまう。咄嗟にバーバラは「祈り」を発動しキョウコとケットルは範囲に逃げ込むことに成功するも、離れた場所にいたショウキチと修太郎はボスと対面する形となってしまう。ショウキチが決死の覚悟で修太郎を逃がそうとした刹那、巨大な狼の姿となったシルヴィアが一瞬のうちにボスを討伐し、一行は膨大な経験値と戦利品を得たのだった。
紋章ギルドに戻った第17部隊は受付のルミアに侵攻発生と撃退の報告を済ませ、その後バーバラは自身の固有スキルを公表する事で修太郎に注目が行かないよう仕向け事なきを得た。平等な分配を望んだ修太郎のおかげで第17部隊は一級品の装備と素材を得る。その後ワタルからメールで感謝の言葉をもらい、膨大な報酬金と共に第7部隊への格上げを約束された。
修太郎はアイアンを殺しておらず、ダンジョンに匿っていることがわかる。第二の生を受け、魔王達に鍛えられながらアイアンは徐々に打ち解けてゆく。
時同じくして最前線から下ってきた斧使いラオと、大剣使い怜蘭と共に新たなパーティを組み、新生第7部隊はゆくゆくは最前線を目指すことを目標に掲げ、修太郎と共にカロア城下町に進むのだった。
○登場人物紹介
修太郎 主人公
ワタル 紋章のマスター
ミサキ 修太郎に救われた女の子
アルバ 紋章のサブマスター
フラメ 紋章の頭脳
誠 元第17部隊の隊長、最前線へ
バーバラ 現第7部隊の隊長 聖職者
キョウコ 現第7部隊隊員 弓使い
ショウキチ 現第7部隊隊員 剣士
ケットル 現第7部隊隊員 魔法使い
ラオ 現第7部隊隊員 元最前線組
怜蘭 現第7部隊隊員 元最前線組
ルミア 紋章本部の受付嬢
キャンディー オカマの戦闘指南役
リヴィル 元第38部隊隊員 死亡
種子田 元第38部隊隊長 前線から退く
キイチ 弓使いの青年 前線から退く
ヨシノ 聖職者の少女 前線から退く
黒犬 PK セオドールに殺された
キジマ PK セオドールに殺された
キッド 元紋章のPK セオドールに殺された
エルロード 序列一位魔王 執事服
バンピー 序列二位魔王 白い少女
ガララス 序列三位魔王 筋肉質な巨人
シルヴィア 序列四位魔王 銀髪の美女
セオドール 序列五位魔王 黒髪の騎士
バートランド 序列六位魔王 金髪の騎士
プニ夫 修太郎が初めて呼んだmob
ヴィヴィアン バートランドの妹
アイアン 主人を殺した元召喚獣
Mother AI 全ての元凶
闇の神ヴォロデリア 倒すべき目標?
四大精霊 闇の神を信仰する精霊達
有力ギルド/
紋章
aegis
黄昏の冒険者
八岐
MAP/
アリストラス 非戦闘民の生活居住区
紋章本部がある
イリアナ坑道 廃坑 入り組んだ地形
ウル水門 廃村 ゴブリンの住処
エマロの町 第二の拠点 紋章支部がある
オルスロット修道院
カロア城下町 第三の拠点 紋章支部がある
キレン墓地 βでの最前線
クリシラ遺跡
ケンロン大空洞
コアネ修道院
サンドラス甲鉄城 最前線拠点
シオラ大塔 最前線攻略地点
ソーン鉱山 ??
人物紹介をもっとしっかりやってほしい(容姿とか年齢とかレベルとか)などの要望があれば追加するかもしれません




