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邪馬台国の賑やか日常

朝練後、村を散策した。

邪馬台国は、加盟した国の人達が技術や物を気軽に輸出入できるようにしている。

通貨は、中国の硬貨が使われている。

そして、ここは、多く加盟国の人が集まり比較的他の国よりも若者が多い。それに、多種多様の種族の国民も出稼ぎに来ている。


木陰の下、女性の周りに子ども達が、集まっていた。

近づいていくと、言われた通り青空教室を開いていた。

「金子先生、武と一緒にやってきました。」

「あっ、早速きてくれたのね。でも、今日はもう終わるけど、明日は、中国語からでいい?時間を言うの忘れてたわね。」

木陰に座りながら、授業を見学した。


「日野 姫子 10歳。来月 、名山小 5年生になります。よろしくお願いします。」

「日野 武 7歳。来月、小2になります。よろしくお願いします。」

「さあ皆さん、日野姉弟と仲良くしてね。」


授業を終えてから、金子先生に聞きに行った。

「あの、金子さん山菜採取しに行きたいんですけど案内お願いできませんか?」

「良いわよ。私も最初から行くつもりだったから、付いて来て。」


しばらく、歩くと人影が見えて来た。女性と女の子、4歳ぐらいまでの男の子達がいた。武は、出会ってすぐにその子達と友達になって遊んでいた。


見失わない程度に広がって採取していた。金子先生が、リーダーぽい女性に事情を伝えてくれてるみたいだ。


「事情は、鶇美さんから聞きました。姫子さんと武さんね。よろしくね。」

「よろしくお願いします。」


山には、多くの山菜や果物、キノコが生えていた。それを食べる分だけを、取っていった。日が暮れる前に、下山した。


帰って来てすぐ女性達は、忙しいそうに動いていた。山菜の下処理や、家の掃除に追われていた。

そして、女の子達は下処理を手伝い、男の子達は家畜達に餌をあげていた。

それが、終わって下の子達は遊びに出かけた。お姉ちゃん達は、一生懸命女性と一緒に働いていた。


それが、終わる頃に男達が帰って来た。取って来た肉塊を手にぶら下げて持って来た。

「おーい。猪3頭、鹿1頭 取って来たぞ。」

「うるさいわね。やっと、3日ぶりに、取って来たんだね。今日取れなかったら、明日隣村に、借りにいこうと思ってたから、これでなんとかなりそうね。」

「少しは、褒めてくれよ。」

「まあ、早く着替えて来て。その肉を奉納して来なさいよ。じゃないと、捌かないと卑弥呼様の食事に間に合わないでしょ!!」

男は、渋々川で水浴びをしてから、肉を持っていた。

狩から帰ってきた男子や男の人たちは、薪を割ったり枝を集めていた。

夕食前に男の子と女の子に分かれて水浴びをした。武は、男性用の川へと向かった。


男は、次々に神棚に供えて、村人全員で手を合わせた。そして男達は、肉を下ろして、農場から鶏を持って来た。女性達は、急いで捌き料理を作った。夕食分、干し肉分、各地の村にお裾分け分に分けていった。

作業を終えて、女性とお姉ちゃん達も水浴びをした。

「さあ、姫子姉弟と狩の成果を祝して食べましょう。今日は、御神体の木花咲耶姫(このはさくやひめ)に捧げていた御神酒(おみき)を振る舞うので楽しんでいって下さい。」

夜桜見物をしながら、美味しい料理を食べた。

塩をまぶしたBBQと蒸し鶏、パンなどが用意された。

焼肉サンドが、結構美味しかった。


大人達は、晩酌を楽しみ、酔っ払いは踊っていた。それを見た子ども達も、踊り楽しく宴が進んだ。楽しい時間は、あっという間にたっていた。


こうして、2日目は、賑やかなうちに終わった。

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