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死刑囚の母  作者: TAKIMARI
11/22

30年間の苦悩の日々


第22章 裁判の流れ


私の実母が亡くなり

少し経った頃に

夫の父親が亡くなり

更にそれを追うように

夫の母も亡くなりました。

私の父親は息子の事で耐えがたく

母が亡くなり寂しさも増して

母の初盆の精霊流しの日に

ビジネスホテルの屋上から

飛び降り自殺をしました。

遺書もなく、お別れの言葉もなく

本当に申し訳ない事をしたと

今でもずっと思っています。

どちらの祖父母も息子の帰りを願ってくれていたと思っています。

その後毎日のようにヨガ生徒の誰かの裁判が行われていました。

もちろんその中に息子も含んでいますが、誰かの裁判が被告人の時は誰か何人かが証人とゆうような同室で行われる裁判ですがいちいち被告人と証人が会えないように

連れて行ったり連れて来たりで

時間もかかる手間もかかる慎重の上にも慎重を計らい進めていく裁判でした。

どの人もそれぞれ洗脳が解けているか否かで証言内容や目つき態度などに大きな違いがあることが手に取るようにわかりました。

わかりません

知りません

よく覚えていません

答えたくありません

以上の言葉で証言している人は

まだまだヨガの先生を信頼して

洗脳が解けていないと感じました。

残念ながらうちの息子もまだ洗脳されたままの状態でした。

ところが、洗脳が解けているひとは、ハキハキと喋り、先生のことを呼び捨てにしたり、あいつと

ののしり、あいつの命令は絶対でした。とか褒められると嬉しかったなどど立て板に水のように話し

事実をはっきりと話している

洗脳の解けている人の中に本当に私の息子が一日も早く入ってくれることを願いましたがこのころから一年以上かかるまで息子が洗脳の溶けた人の中にはいませんでした。

そしてとうとう、ヨガの先生本人の裁判の日が来てしまうのでした。


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