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朝起きたら見知らぬ所にいました  作者: Sakura☆
1章 〜トルディニアまで〜
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連携技ってこうやってやるんだな

かなり経った。雨は上がっていた。

疲れた⋯普通にやばい⋯足いてぇ⋯

ポンッという軽い音がした。音のした方を見ると、アリスが元の姿に戻っていた。

「やった!戻りましたよ!雨はあんまり好きじゃないかもです⋯」

アリスは喜んだかと思うとシュン⋯と暗い顔をした。理由はわかっていた。戦闘できずにぼーっと見ているのが詰まらないんだろう。だが、俺はそうは思わなかった。

「そうか?俺はどっちも可愛いからいいと思うんだけどな。」

と言って、前を歩いた。するとボンッと、何かが軽く爆発したような音がした。音のする方にはアリスしかいなかった。アリスは顔を真っ赤にしていた。

暑いのかぁ?俺はそうは感じないんだけどなぁ⋯

⋯霧雨が降ればいいのにな⋯

すると、霧雨が降ってきた。アリスは上を見て、

「ふぅ⋯」

と、息をついた。それからしばらく歩くと、奥の茂みの方に2体のゴブリンを確認した。どうやら相手はまだこちらに気づいていないらしい。後ろを向いて話している。

いや、あれは、話しているというのか⋯?

アリスは弓を手に取り、構えた。俺もさっき拾った投げナイフを構え、アリスを見た。アリスは相手に集中している。俺が投げナイフを投げ、ワンテンポ遅れてアリスが弓を射る。ナイフと矢はほぼ同じタイミングでゴブリン2体の体に刺さる。2体は倒れ、アイテム化した。

連携技ってこうやってやるんだな。

それからアイテムを回収し、また歩き始めた。アリスはなんだかニコニコとしていた。

「どうした?」

と聞くとアリスは慌てて

「な、何でも⋯無いですよ?!」

と返した。

不自然だったが、そういうことには触れないでおこう。面倒そうだし⋯

雑談をしながら歩いていると一件の家が見えてきていた。アリスは興奮気味に

「あ!あれは!寄っていきましょう!集落です!」

と言った。

「そうだな⋯少し休ませてもらおう」

俺も返し、集落に入ることにした。

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