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朝起きたら見知らぬ所にいました  作者: Sakura☆
1章 〜トルディニアまで〜
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初?戦闘

「土砂降りだな⋯アリスは大丈夫か⋯?⋯あれ?」

聞くためにアリスがいた方を見たが、アリスはいなかった。辺りを見回すと白い子猫がいた。するとその子猫は口を開き、

「大丈夫ですよ!私は獣人なので水に触れるとこの姿に戻ってしまうだけですよ!体が乾けば元の姿に戻りますから!」

と、アリスの声で喋った。

びっくりしたぁ⋯まぁ、こうゆうことにも耐性があるので、慣れちゃうんだけどな⋯

とりあえず、アリス(猫)を抱えて歩くことにした。1時間ぐらいだろうか、歩いていると、背後から聞き覚えのある声がした。

あの時何回も聞いたな⋯懐かし!

ゴブリンだ。アリスを下ろし、ゴブリンの方を向く。アリスは猫の状態だと戦えないと分かっているのか、話さなかった。ナイフを構え、ゴブリンに全神経を集中させる⋯そして全力で近づき、ナイフを刺そうとした時、集中させるために開いていた目にゴブリンが水滴を飛ばしてきた。

「い、痛!」

俺は敵がかなり近くにいるのにも関わらず、止まって目を抑えてしまった。その為ゴブリンは一気に近づいてきて、俺の右腕に短剣を突き刺した。

「うっ!あああぁぁ!!」

想像を絶する痛みが右腕を襲う。悶えている間にもゴブリンは短剣を振り上げていた。とっさにナイフで刃を弾く。ゴブリンとの間を開け、傷口を確認する。かなり切れているが、そんなことに構っている暇はない。俺は一気に間合いを詰めて、ゴブリンの剣を叩き落とした。拾おうとしゃがむゴブリンの背中ががら空きになる。

「隙だらけなんだよ」

と言い、ゴブリンの背中にナイフを突き立てた。ゴブリンが絶叫し、アイテムになる。探検を拾って鞘に入れ、腰に身につけた。

間違いない。これはあの時のやつだ。こんな所にいたのか。

ナイフもしまい、アイテムを拾う。皮と食料だった。経験値を見ると一回の戦闘で100分の40の経験値が溜まった。

所詮、こんなものか。ゴブリンだしな⋯うん。

拾い終わると忘れていた右腕の痛みが帰ってくる。とりあえずナイフで身につけていたTシャツの一部分だけを切り、それを腕にまく。その上から上着を着て、

「何か久々過ぎて疲れた⋯」

と言って歩き出した。いつの間にか雨は止んでいた。

あっアリス忘れてた⋯!

その後迎えに戻ったが、思いっきりひっかかれた。

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