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朝起きたら見知らぬ所にいました  作者: Sakura☆
1章 〜トルディニアまで〜
11/13

新たに一人。

数日後、俺らは洞窟内で相談していた

「これからの住処についてですよね···どうしましょうか···」

「そうだな。そろそろここも飽きたし、熊も出るもんな、早いとこ、いいとこ見つけなきゃなぁ···」

「クマコワイクマコワイクマコワイクマコワイ」

クマコワイを連呼しているのは···あえて言わないでおこう。会話の内容でわかると思うし···

しばらく、クマコワイの言葉以外聞こえないほど静かになった。その時、外の方で何かが落ちるような、倒れるような音が聞こえた。

俺が立ち上がり、見に行くと女子高生が倒れていた。

(制服着てたから女子高生だとわかった。)

「···は?」

一応状況を飲み込めないまま、その女子高生を奥へ運んだ。


なぜ俺が驚いたのか。それには理由がある。

倒れていた女子高生が俺の幼馴染みだったからだ。


運ぶとアリスは

「へ···?」

と声をあげる。誰だってそんな声出す。俺だけじゃない。

ユラシアまでもが無言でビクッととしていた。

とりあえず片すみに寝かせておく。

アリスが恐る恐る聞いてきた

「あの、あの子は知ってる人なんですか?」

なぜ恐る恐るなのかは知らないけど。

「あぁ、幼馴染みだ。あっちの世界のな。だからこんな所に来るはずないんだが···」

するとアリスは何故かしょぼんとしたが、すぐに顔を上げ、

「何かの手違いでしょうか···連絡を取ってきます」

と言って洞窟を出ていった。ユラシアは疲れ果てて寝ていた。

するとその女子高生が目を覚まし、起き上がった。

「あ!貴方は!」

しばらく聞くことはないであろうと思っていた声でそう言われた

「なんだ···?」

「なんでこんなとこに···!傍らに女の子がねてる···もしかして!」

こいつの考えていることは容易に想像できる。

「んなわけねえだろ!俺は健全な男子だ。それより、なんでお前がこんな所にいんだよ···」

「それはこっちのセリフ!健全ってところはまぁ少し気になるけど、私はなんか変なやつに呼び出された?みたいで。そいつ、すぐに手を出してくるクソド変態野郎だったから。逃げてきたのよ。やられる前に、ね!」

「お前も俺と同じか···アリスにでも聞くかな?」

「アリス?!その名前!あの野郎が言ってたわ!アリスたんを見つけてやるーみたいなこと。」

「マジか···そいつ頭大丈夫か···?」

「恐らくダメね···いや、絶対狂ってるわ」

「だよな···と、アリスが来たか」

会話をしていると、連絡をとり終わったのか、アリスが帰って来た。

「初めまして、アリス・メティアといいます。もう起きても大丈夫なんですか?」

コイツに自己紹介をしたついでに、体調まで気にしていた。

「大丈夫ですよー、私、体丈夫なので。あ、私は柊 夏帆といいます。アリスさん、聞きたいことがあるんですけど」

「はい、どうしましたか?」

「私がこっちに来た時にいた男がとても不愉快で、ここまで逃げてきたんですが、その男があなたをアリスたんと言っていました。心当たりありますか?」

するとアリスは思い当たる節があるのか、表情を変え、すぐに夏帆を心配するような表情で、

「それは···柏陵ですね···大丈夫···ではないと思いますが···気分を害したようですみません、上に報告しておきます」

と言った。夏帆は心配されたことに驚いたのか

「え!いえ!大丈夫ですよ!あと、謝らなきゃいけないことがあるんですけど···」

するとアリスは目を丸くして

「どうしました?」

「多分···その人、着いてきてるかと···」

夏帆は申し訳なさそうに言った

そこに一番驚いたのは俺だった

(うわぁ···すげーめんどくさそうなヤツだなー···やる前から疲れる···)

そして夏帆はもう一つ付け足して

「あの···コイツになんかされませんでしたか?」

と言った。アリスは

「はい?」

と聞き返していた。俺はすぐに

「さっきも言ったろ?!何もしてねーっつの!しつこいなぁ···生徒会長さんは」

また面倒くさいのが増えた···

そう思った


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柊 夏帆

年齢···17

身長···157cm

高3

黒髪ポニーテールのつり目。

瞳はもちろん黒く、制服。

剣道をやっていたため、刀の扱いはお手の物。

見た目からかなりしっかりしている事が分かる。

澪とは幼馴染みのため、普通に会話できる仲だ。

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新たな仲間!増えました!

次回はバトル!です!お楽しみに!

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