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プロローグ

「好きです!」


 今、俺こと魚ノ目孝助は人生初の告白をされている真っ最中だ。


 今日の朝、下駄箱に呼び出しの手紙が入っていた。ベタだ。

 放課後に屋上で待っていてくださいといった内容だった。これもベタだ。

 もしやこれは、と思いながら行ったところ、そこには初めて見るかわいい女の子が待っていた。

 まさか、いや、ついに、とか思っている俺の前で彼女は定番のセリフを言った。やっぱりベタだ。


 それが今だ。にしてもベタ多いなベタ。すごく普通の告白なのだがベタベタしてるみたいになってきたぞ。


 だがしかし、いかにベタだろうがベタベタだろうが、これまでまったくモテず、女子と付き合うどころか、まともにしゃべりもしたことのない俺だ。ここでついに俺の灰色の高校生活にさよならして、人生の春を満喫してやるぜ!

と、思っていた。













 赤面しながら、思いを告げた彼女がドロドロと溶けだすまでは。



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