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らりなな詩集

Moon drop

作者: らりなな

 月がぽっかりと光っていた

 闇は光を包み込んでいた


 あなたの声が

 私の心に染み渡り

 奥へ奥へと 響いていた


 私の心が

 じわじわと闇に喰われ

 やがて支配されていった


 暗闇が待ち伏せしていた

 けれども時は止まらずに

 闇を抜けていこうとした


 私は立ち止まっていた

 けれども人の波は止まらずに

 いつまでも動き続けていた


 星のカケラを拾い上げた

 それは小さな小さな光だった

 けれども周りの皆が明るすぎて

 価値があるように思えなかった


 月がぽっかりと光っていた

 闇は光を包み込んでいた


 私のこぼした雫が

 月の色を映し出していた


 その時

 私も光ることが出来るのだと知った


 価値なんて関係なくて

 少しでも光があるのなら

 それで良いのだと気が付いた


 拾い上げた星のカケラを

 私は優しく握りしめた

世の中周りと比べがちだけれども、自分なりに一生懸命生きることが出来れば、それで良いのだと気付きました。

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