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☆マリー

前回投稿日 2015/4/12

前回のお話 娼館をオープンし全体的には順調な発進になったが、成績の上がらない子の再研修を行うことになった。

別の町の教会で保護されてた私は、この町の職員さんから募集の内容を聞きこの町に移動してくることになりました。

娼婦という扱いだとは聞きましたが、条件がとてもよかったのです。

指名されたときに相手を気に入らなければ断っても良いというのです。

元々保護を求めたときに好きでもない男性の相手をする覚悟は出来ていましたので仕事と割り切ればどうと言うことはないのですが、この条件ですと誰の相手もしなくてもいいとも受け取れます。

実際に主となる人の会い条件等を聞きました。

多数の男性の相手をしたほうが多くの金銭を得た状態で解放してもらうというのです。

ただ、私は自分に都合の良い環境で保護されているのが一番だと考えていましたので、本当に気に入った男性の相手を適当にしながらお世話になろうと考えてました。


こうして引き取られることになった後に研修というものがありました。

これは仕事の流れを理解するために主の相手をするということでした。

主はこの研修に参加しなくても扱いは変えないということを言ってましたが、私は自分が男性からどういう風に見えるかを理解しています。

ここは主の気を引き扱いを良くしてもらうためにも研修に参加しようと思いました。

男性は皆かわいい女性を抱きたいのです。

特に主は年齢も高いですので研修という名目で女性を抱きたかったのでしょう。


研修を終えた私達は実際にお客さんの相手をするようになりました。

当初は料理を出し話し相手だけをして夜の相手は断ってましたが、同期のジェシカの人気が出てるのを見て私も少しは客を取らないと主の不興を買うのではないかと考えました。

それからは好みから大きく外れてない男性だけは相手をするようになりました。

裸になって終わりまで目を閉じてればどうってことない仕事です。


そうしたある日主が来ました。

人気はジェシカだということで褒めてました。

私の成績は一番悪いということでした。元々一生懸命稼ぐ気はなかったので当たり前です。

このままでは私の印象が悪くなるので頑張ってるところを見せつつ、主に取り入ることをしなければなりません。

そこで再度の研修をお願いすることにしました。

主は今のままでも問題ないとのことでしたが、地位を確保するためにもそういうわけには行きません。

なんとしてでも主を私の虜にして私の後ろ盾になってもらう必要があるのです。

そう思い研修のお願いをしていると主は私が勤勉だと勘違いしたようで感動し研修を行う約束をしてくれました。


そして研修が開始されたのですが、手本をジェシカが見せるので真似をするということでした。

ジェシカに教わる形になるのは複雑ですが、主を虜にするためには仕方がありません。

研修初日の結果私には気持ちが入ってないというようなことを言われ、このまま研修を行っても無駄だというようなことを言われてしまいました。

このままでは印象を良くするどころか悪くなった気がします。

攻めて主のお気に入りとしての地位を獲得するまではなんとしてでも一緒にいてる必要があります。

そこで私はさらに研修を続けてもらえるようお願いしました。

その結果、主の家で研修を続けることになりました。


その足で主の家に着いた私は、主を虜にし地位を確保するという計画が無謀なものだったことを知らされました。

主の家には私など足元にも及ばないような女性達が数多く住んでいました。

そして主のことを心から慕いきめ細かやかな奉仕により主の心を掴んでるようでした。

心が折れた私は今更研修を断ることもできず、他の女性の指示に従い流されつつ行為を繰り返しました。

私よりスタイルの良い女性の前で裸になることの恥ずかしさなどを感じることにより仕事で男性の相手をするのとは違う感情がわいてきたのです。

その後は恥ずかしい事や少し嫌だと思うことをさせられることによって、今までとは違う感情が湧き出てきてそれが何時しか快感となってきていたのです。

こうした経験により私は仕事に戻ることが楽しみになってきました。

好みではない男性の指示に従って奉仕を行う自分を想像するとなんとも言えない気持ちになってくるのです。


始めは旨く利用して楽をしようと思い主の元にやってきましたが、今のような気持ちにさせてくれた主を心からご主人様と呼べそうです。

今までも十分スローペースでしたが、仕事が忙しくなったのとエピソードが思いつかなくなったのでさらにスローペースになります。申し訳御座いません。

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