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☆新店舗と従業員

前回登校日 2015/3/29

前回のお話 保護を求めてきた女性を奴隷になる前に雇用して助ける計画を立てた。

新たに新店舗三軒と契約した。

食料品店一軒と酒場二軒だ。

木工部隊を中心に準備を整えているときに発生する可能性がある問題に気づいたのでサーシャさんのところへ向かった。

サーシャさんを呼び出してもらい、指導者は奴隷ではあるが見下すことなく上司として対応してもらうようしっかりと伝えてもらうようにお願いした。

本人も保護を求めてきたのだから恐らく問題はないとは思うのだが、奴隷にならずに済んだことにより高飛車な態度をとる者が現れるかもしれないと思ったのだ。

これに対してサーシャさんも可能性が無いわけではないのでしっかり言い聞かせてくれると約束してくれた。

また、それにも関わらずそういう態度をとる者は直ぐに解雇してもらっても構わないとも言われた。

助けてもらった恩すら忘れてしまうなら本当に奴隷になってしまえばよいと福祉活動をしてる人とは思えないほどキツイ言葉を聞く事になった。


サーシャさんとの話しを終えてそのまま労働ギルドに向かう。

三店舗の用心棒を雇うためだ。

酔っ払いが羽目を外した時に対応するだけなので、一店舗二名ずつの募集を行った。

これで必要な準備は全部整ってると思うのだが、今までも行き当たりばったりで何とかなってるだけに何かを忘れてないか不安だ。

各店舗の住居部が出来上がるまでは引き続き宿ですし詰め状態での寝泊りとなるが案外皆が楽しそうなので問題ないだろう。


そして住居部の内装が完成したので、新人指導に連れてきた皆を担当店舗に引越しさせた。

それと同時にサーシャさんからの新人の受け入れも開始した。

今のところ用心棒は必要ないのだが、良い人材は早めに抑えておきたいので通いで来て貰い、店舗内装工事の手伝いをしてもらっている。

俺は新しい子が来るたびに仕組みの説明を行い各店舗に割り振っているがそれ以外に現在やることはないので町をぶらぶらしてる。

改装工事中の店舗にいても皆が緊張するだけだろうと思ったのだ。


それから数日後酒場指導担当のエリスから一人の新人について報告があった。

その新人は俺も覚えているが俺に対しては素直に対応してたと思う。

だた教育係のエリス達のいう事をあまり聞かなかったそうだ。

だがそれだけなら俺にわざわざ報告するほどのこともないと思い根気良く指導を続けていたがどうも店商品にも手を出してるようなのだ。

商品といっても干物などの食材であり、自分達の食事にも使ってるため基本的に食べることは問題ないのだが減っている量が食べただけとは思えない量だったのでさすがに報告する事にしたというのだ。

そこでエリスと該当する新人を教会に連れて行き真偽を確かめることにした。

教会には記憶を覗く水晶が設定されており、主と奴隷との間で争いが起こった場合に真偽を確かめるために使われるものだ。

今回は表向きエリスが何かやましいことをしていないかとという理由で使わせてもらい、新人の横暴さが確認できた時点で新人の行動も確認してしまおうと考えたのだ。

その結果、オーナーである俺に対する態度とエリス達教育係りに対する態度に大きな差があり、挙句の果てには他の新人も唆す始末だった。

将来的に教育係が居なくなれば好きにできると考えていたようだが、それなら今だけでもおとなしくしてればいいのにと思った。

そんな訳で予定通り新人の記憶の確認も行った結果、かなりの量の食材を流していたようなので即契約を打ち切ることになtった。


食材の横流しについて、サーシャさんの意見を聞いてみた。

まず横流しで得た資産を没収することにはなる。

幾ら稼いだかは不明だが、保護を求めるくらいなら元々の手持ちは無かっただろうとの考えで全財産の没収とするのが良いだろうとのことだ。

これに応じない場合は、犯罪者として突き出すことになる。

その後はおそらく保護を求めてくることになるだろうが、条件の良い主の元へはサーシャさんも紹介をしない方針のようだ。

最初は犯罪者として突き出した後、性奴隷としてでも引き取り娼館へ貸し出しなど行えばどうだろうという話しも出た。

サーシャさんも顔を潰されたこともあり、かなりお怒りのようだが俺の元で無理矢理男性の相手をさせるというのは気が進まなかったので断った。

女性であるサーシャさんの口から出るような処置であるが、この国では当たり前の事なので特に気にはならないようだ。


こうして俺がこの世界に来てから初めての事件らしい事件が解決した後は、何事もなく順調に店のオープンまで漕ぎ着けた。


新店舗の客入りも安定し落ち着いてきた頃、次の手を考えてるときに娼館という物が頭に浮かんだのでサーシャさんへ相談しに行くことにした。

どんな世界でも同様だと思うが、性風俗の店というものは合法的に存在する。

俺の感覚では金銭のために仕方なくというイメージがあったが、日本にも好きでやってる人も多くいてるという事を聞いたことがあった。

この国でユーリ達を引き取り色々な話を聞いてるうちに、この国でも性行為自体が好きな人は沢山いてることを聞かされた。

男性が娼館に行く理由の多くは性行為が好きだからということだろうし、女性で好きな人がいてても当たり前である。

ただ、客は好きな相手を選べるが仕事として行ってるものには選ぶ権利が無いということで良いイメージが無いのではないかと思ったのだ。

そこで娼婦側も客を選べるシステムにして双方が楽しめるように出来ないかと考えた。

基本的な仕組みは酒場と同じである。

酒場では一般市民を従業員として雇っており、食事のサービス以外は店としては行っていない。

今考えてるシステムでは、口説いて一夜を共にすることを前提としたサービスだ。

娼婦側も生理的に受け付けない男性の誘いは断ればいい、ただ仕事として行ってるので売上げを上げるためには妥協することに必要になる。

奴隷を使うつもりだが、一定以上の売上げを上げた時点で解放の権利を取得し実際解放されるときにはそれまでの売上げに応じて退職金を支払うというシステムにするのだ。

こうすることで、稼ぎたければ頑張ればよいし毎日生きていくだけでいいなら食事のサービスだけを行っておけばよい。

一夜を共にする料金に関しては使ってもらう部屋の使用料を時間単位で計算することにしようと思うが、中途半端な時間に解放されても困るためチェックアウトの時間は決めておく。

あとは部屋を利用し始めた時間からの計算とすることで、長時間拘束した場合には高額になるというシステムにするのだ。

料理を提供することにより上がる売上げもあるため、一人の男性に拘束されなければその売上げが上がっていた可能性があるということでその時間分を保証してもらうという考え方だ。


こういうシステムでの営業に問題がないかを確認し、このようなシステムで働きたいと思ってくれる子が存在するのかも聞いてみた。

サーシャさんがいうには俺が考えてるようなシステムで運営してる店がないが法に触れる部分はないので問題は発生しないだろうといわれた。

また女性に関しては現在保護を求めてきたものを随時奴隷とせず俺のところに送っているため直ぐには居ないが、自分である程度客を選べるのであれば働きたいと思う女性はいてるだろうとのことだった。

運営は可能だというサーシャさんの答えも聞けたので今日は一旦拠点に戻ることにする。

一応ユーリ達にも説明し同意を得られてから準備をしようと思う。

奴隷であるユーリ達が反対するとは思えないが、顔を見ていれば本心は見えてくるだろうと思っている。


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