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☆新商品

前回登校日 2015/3/19

前回のお話 男性を雇うための説明会を行った。

男性達がきて半月後、基礎訓練を受けた男性達もそこそこの獲物を狩れるようになった。

また、宿と雑貨屋で教育を受けていた新人もそれなりに動けるようになってきたので、両方に一人ずつのベテランを残し新しい商品を作ることにした。

獣を狩るというところからお気づきの人もいてるだろうが、肉を使った食材を作ろうと思っている。

町で売るとして距離を考えると比較的保存が利くものにする必要があるので、燻製を作ってみようと思ったのだ。


男性を警備に雇ったため元々の警備の六人は一旦製造に回ってもらっている。

荒事希望だったのに製造で申し訳ないと思いつつ頼んだのだが、全く不満を漏らさず働いてくれている。

ただ、最後に当てにしてるのはやはり保護奴隷の子達なのでそれを伝え、六人以外にも有事の時に動ける人を増やしておきたいということも説明し有志を募って教育して欲しいとも頼んでいる。

女性の影に隠れてという感がしないわけではないが、何かがあったときに一人ではどうしようもない、絶対裏切らない戦力は欲しいところなのだ。

そういうわけでクロスボウは奴隷達だけへの配備とし普段は見せないようにしている。

何故ここまで考えてるかというと、日本でのファンタジー小説物の知識からだ。

ある程度力のある集団を作ると偉い人に睨まれて難癖付けられ攻撃を受けるというパターンがあるからだ。

今のところこの国はのんびりしているし俺も対立する気もなく税金も普通に払うつもりでもある。

小説のような対立が起こるとは考えられないが用心に越したことはないだろうと思い今のような準備を行っているのだ。


話しはそれたが、元警備の六人に久しぶりに外に出てもらうことにした。

探すものは燻製に使う木だ。

燻すと良い香りがする木を探す必要があるので、色々な木のサンプルを取ってきて貰うよう頼んだ。

良い木が見つかるまでの間は、肉の塩漬けを作ることにする。

使い方としては魚の干物と同じく細かく切ったものを野菜と煮込むことにより簡単にスープが作れる。

肉の旨みと塩により良い味がでるだろうと考えているのだ。

この国は俺の都合の良いように物事が進むので、この商品もヒットするだろうと思っている。


こうして毎日持ってきてもらったサンプルで肉を燻製し夕飯に皆で食べている。

そうした事を繰り返して八日目に今までとは段違いにおいしくなる木が見つかった。

これで燻製の製造準備も完全に整い、明日からは量産体制に入る。


木を見つけてきた六人にはご褒美として俺が夜通し可愛がってあげた。

ご褒美じゃなくて俺の楽しみのような気がしないではないが、欲しいものを聞いたら俺だと答えられたので対応しただけだ。

まぁ実際には俺もかなり楽しんだのだが。


翌朝雑用組みの男性に集まってもらった。

ついでに木工部門の子達も呼ぶ。

燻製の量産のために燻製小屋を作ることから始めないといけないことに昨夜気づいた。

試作品は小箱を使いつくっていたのだが、大量生産となると追いつかない。

そんな訳でまずは小屋を作ることにした。

犬小屋を大きくしてドアをつけただけの様なものなので一日で完成した。


その間に燻製の為の下準備を残ったものでやってもらったのだが魚も燻そうと思い急遽追加してもらった。

こうして下準備をした材料を夕方に完成した小屋に釣るし夜通し燻すことにする。

常温でもそれなりに持つように今回の商品は完全に近い状態まで水分を飛ばすつもりだ。

完成したものはジャーキーの様な感じになると思う。


翌朝小屋に行くと良い具合に仕上がっていた。

水分は飛びきってないようだが、それなりには保存も利きそうな感じだ。

まだ慣れてなく量も少ないので今回は町の店で直販することにした。

客にも出せるし一石二鳥だと思う。

翌日新しい商品を持っていくついでに評判を聞いてみた。

知名度の低い商品なので一般向けの販売は全くなかったが、店のお勧めメニューとして出したところかなり評判がよかったようだ。

ある程度、知名度が上がるまではあまり大量に作らず店で出す分だけにしておくことにした。


そう考えると店で出すなら別の商品も作ったほうが良いということで、ウサギの腸を使ってソーセージを作ってみた。

最初は皆の受けが悪かったのだが、無理矢理食べさせると美味しいとの評価を得たので、これも明日朝町に運ぶことにした。


その後の町からの報告では評判はかなり良いとのことなので燻製小屋を増やして本格的に量産するための準備を始めたのだった。



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