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☆別荘

前回投稿 2015/3/14

前回のお話 主人公が魔法を覚えた。

日本によくあるおとぎ話だと、奴隷制度を無くすために活動したりする話もあるが現在のこの国の経済状況などを考えると必要なんてシステムに思える。

奴隷になる理由が犯罪など本人の身勝手な行動により奴隷となった場合は罰という意味合いもありそれなりの扱いを受けることになるが、そうでない場合は精々日本でいうブラック企業に就職するようなものだ。

衣食住に困らないだけこちらの方がましかも知れない。

性奴隷として扱われるのは不幸だと思うが、これも今までに得た知識やユーリ達の話などから想像すると日本で考えられてる程には辛いということもないようだ。

実際好きでもない相手に無理やりとなるとほとんどの人は性奴隷となることを避けたいと思うだろう。

ユーリも性条件を入れない主を求めていたしそう思うのが当たり前だと思う。

ただこの国の恋愛感から、そうなってしまえば受け入れる事が精神的に困難ではないように見える。


そんな訳で現状奴隷制度反対と叫ぶつもりもないし、仮に奴隷制度を廃止しようとすると日本以上に安定した政治と経済が必要だろうと思う。

ちょっと小金を稼いでる俺程度の人間が考えるとようなことではない。


そうなると自己の責任度合いが低い保護奴隷を助けようと考えたのだが解放を望まない者が多く俺一人では現状が限界だ。

こんな理由もあり最近は足が遠のいていたサーシャさんのところへ相談しに行くことにした。


サーシャさんに会うと予想通り期限切れ間近の奴隷を一人引き取ることになった。

これ以上は俺の手に余るので非情になって断ろうと思っていたのだが、日本ではまだ子供と言われると様な年齢の子だったので可哀そうになり引き取った。

その代りアドバイスも貰えた。

大きなことを考えずに、まずはユーリ達に何かしてあげると良いと言われた。

個別にデートでもすると良いと言われた。

実は俺も考えていたことだ。好意を持たれてるとは思っているが俺と出かけて本当に楽しいのだろうかと疑問に思っていたのだがサーシャさんに説明を受けて実行することにした。


拠点に戻ると皆に説明してデートを希望するものは順番を決め、俺への要望を考えておくようにと伝えた。

予定は一泊二日だとも伝えた。勿論日帰り希望ならそれでも良い。

こうして俺の今後二か月の予定が決まった。

なんだか爛れた生活が始まりそうだ。


初日はカチュアだった。

ユーリとは先日の店舗運営時の約束でデートをしたところだったので順番を主張しなかったらしい。

喧嘩せず決めてくれたなら問題ない。

一泊するなら町だと思っていた俺はカチュアに確認後町に向かった。

町に到着し宿を確保してからカチュアに要望を確認すると宿でゆっくり過ごしたいとのことだった。

働きづめで疲れてるのだろうと思い宿で過ごすことにした。

一息つくとカチュアはお願いしますと言いながら服を脱ぎ裸になると俺の服を脱がせてきた。

そういうことかと思い、カチュアを可愛がってあげた。

結局食事時間以外はずっと裸で抱き合っていた。なんのために町まで来たんだろう。


それから五人と過ごしたのだが皆大体同じ対応だった。

俺としては買い物をしたり美味しいものを食べたりということを考えていたので、まだ出かけてない面々に聞いてみた。

帰ってきた答えの多くは、この拠点の食事は美味しいのでわざわざ町で食べ歩く必要が無いということだった。

ここでは一般的に高級だと言われている魚を毎日食べている。そう考えると今の様な答えが返ってくるのだろう。

買い物に関しては拠点の雑貨店で必要なものが買えるので特にほしいものが無いとの事だった。

そうなると娯楽の少ないこの国ではすることはそれしか無いだろう。

中には静かな景色の良いところでゆっくりしたという様な俺が理解しやすいものも少数意見としてあったが、俺にとってはこの国全てが良い景色なのでどういうところを指して良い景色と言ってるのかは不明だった。

そんな訳でこの企画をいったん中断し専用の小屋を作ることにした。

最初は待たされることに難を示してた面々も、拠点の端の海岸を壁で囲い小屋を建てるという話をすると納得してくれた。

風呂は公衆浴場を使えば良いだろうと言うことで作らないことにした。

食事は一応作れるようにする予定だが、水道を引くのが面倒なので食堂から出前をして貰えば良いかと考えている。

これで移動に時間をかけず二人きりでゆっくり過ごせ美味しい食事を取ることができるだろう。


そう説明するとこれからの子達からは歓声が上がり終えた子からは不満があがった。

しかし今回だけの特別なことではなく時間のあるときにはずっと続けていくと説明すると納得してくれた。


自室に戻ってよく考えてみると今までの生活と全く変わらない気がする。

今も夜には誰かが来てるのだ。

皆はそれに気づいてるのだろうか。


翌朝昨日の疑問を聞いてみると、誰にも邪魔される心配もなく二人だけの空間で過ごすというのが良いのだと言われた。

皆が良いならそういうものかと納得した。

それから数日後小屋が完成した。

簡単なつくりなので簡単なつくりだが雨風を防ぐ位なら問題無いし別荘と考えると十分だろう。

この後一か月ほどの間、全員と二人きりの夜を過ごした。


今後は基本二日に一回のペースで日中に別荘で過ごすことにした。

希望するものは交代で仕事を休み俺と過ごすと言うことにした。

それでも夜は夜で誰かしら来るので常にことに及んでる気がする。

皆が喜んでくれてるので良いのだろうが人としこういう生活はどうなんだろうと思う。


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