表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/40

☆語らい

前回投稿日 2015/3/8

前回のお話 拠点での雑貨店がオープンしたのを機に奴隷達への給料(小遣い)を出すことになった。また干物の受けがよかったので網での漁も開始した。

今日も作業はいつも通り問題なく行われている。

昼の地引網を引き終えて昨日話してた二人きりの時間を過ごすことになる。

最初はユーリからとなった。

一番の古株だし俺と同じく監督という立場にあるため仕事は抜けやすい。

何か困ったことが起こったときの相談と、人手が足りない部署の手伝いが主な仕事だ。

結構忙しいポジションだが文句を言わずこなしてくれている。

そんなユーリに不満が無いか聞いてみたが特にないとのことだ。

皆もそうだろうがユーリの場合は特に奴隷だということを意識し我慢したり無理してる気がするから心配だ。

そう言うと嬉しそうに大丈夫だと答えてきた。

仕事のことを含めてユーリとは一番話しているので今更特に話すことも無い気がする。

ユーリも特に話すことが無いようで俺の肩に頭を預けて皆の仕事を眺めている。

そうして休憩時間が終了するまでのんびり過ごした。


その次はアリシアだ。

アリシアからは俺のことが最初は好きではなかったと聞かされた。もちろん嫌いではなかったとも言われた。

会ったその日から好きだったといわれても信じられないので特に気にする必要がある言葉ではない。

では何故その日に抱かれたのかと思っていると俺の考えがわかったように語りだした。

そこで聞いた内容に、やはり奴隷の主というだけでパワハラ、セクハラを行ってるのと同じなんだろうと思った。

ただこの世界では当たり前の事なので自分の持ってる能力で自分の居場所を作るために行ったのだからそれに乗った俺には非はないと言って貰えた。

理解はしているが、まだ日本人だと思っている俺は少し辛い話だった。


次はカチュアだがいきなり抱きついてきた。

奴隷に任せると言ったがいきなりでびっくりした。

そのまま俺の膝の上に乗ったまましがみ付いているので頭を撫でてあげると気持ちよさそうに寝息を立て始めた。

カチュアとも今更特別に話しておくこともないので休憩時間が終わるまで頭を撫で続けた。

休憩時間が終わったカチュアは良い笑顔で仕事に戻って行った。


今日の最後はリリアンだ。

この子のことは良くわからないので出来ればきちんと話したいとこだ。

だが何時も俺に気を使ってるようでユーリ経由でないと考えてることが伝わらない。

そんなリリアンに俺から声を掛けてみた。

何か不満はないのかと。

そして不満というか不安はあると返事が返ってきた。

リリアンの言い分を聞いてみた結果、この子はドMだという事になった。

リリアンが求めるような扱いをするのはそう難しくないだろうが、そうなると普通の生活が出来ない子になってしまう危険がある。

あとでユーリにでも相談してみようと思った。


リリアンの休憩時間の終了と共に今日の作業を終えることにした。


その後六日間をかけて一通り皆と話しをすることができた。

皆一様に表向きとは言え不満がないとのことだったので安心した。

本当に鬱憤が溜まってたら様子からなんとなくでも解るだろうと思う。


そして多くの子がスキンシップを求めてきた。

特に年少の子に多いため俺に父親を見てるのかもしれない。

深い話しをしなくても休憩終了後の皆の様子が明るくなってるようなのでこの行動は成功してると思ってもよさそうだ。

奴隷の皆より俺のほうが利があるようにも思える。

ただ暇だと思いつつ仕事風景を見てるより、可愛い女の子達を取り替えながら半日話してるだけなのだから。


そうしてこの試みは続けられていくのだが、徐々に女の子達の行動が強引且つ大胆になっていくのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ