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☆風呂完成

前回投稿 2015/2/26

前回のお話 新居で過ごす初めての一日

俺はとうとう犯罪者になってしまった。

と言ってもこの国では合法だが日本だと犯罪行為ということだ。

ここまで説明すると想像がついただろうがリリアンを抱いてしまったのだ。

大分此方の世界の常識が身についてきた俺でも罪悪感は拭えないが、奴隷は契約魔法により妊娠することがなくなっているためリリアンが低年齢での出産による危険が無いという事だけが救いだ。

事の発端はユーリの発言だった。

リリアンを抱いて欲しいという事だった。

他の三人とも関係を持ってるからなのかとも思い確認するとリリアンの意思とのことだ。

これはリリアンの性条件追加の件とも関係あるとのことなのだが、性格や年齢、そして孤児という経歴も関係し男女関係に対して積極的に行動できないという事をユーリは聞いたらしい。

かといって嫌なわけではなく俺に一生仕える気なため出来るだけ早くに関係を持ちたかったということらしい。

そしていざ行為に及んだときに無意識に拒絶したり拒否する発言をしてしまい俺が遠慮してしまうという状況を避けたかったとのことだった。

正直性条件があっても嫌とか言われたら辞めてしまうとは思うのだが、この国では契約条件が合えばそれでも無理矢理してしまうのが普通とのことだった。


そんな理由がありユーリからはリリアンが拒否する発言をしても気絶するまではとことんやってくださいなんて言われ、ユーリも含め三人でとことんやってしまったのだった。

その後のリリアンの懐き具合が上がったのでユーリの言ってたことは間違いではなかったんだろうと思うしリリアンにとっても良かった事なんだろうと心の中で言い訳するのだった。


で話しは変わるがやっと風呂が出来た。

自宅の中には作れないので屋外に銭湯のような感じで作ったのだ。

風呂釜は簡易に作り薪で沸かす形にした。

男女別の利用は時間で分けることにして女性が先で男性が後ということにした。

女性といっても基本的に奴隷しかいないので本来なら後にするのだが、男性が肉体労働者ばかりであり湯が汚れるだろうことを考えると女性を先にする方が良いだろうとなった。

順番としては、奴隷達、俺、労働者や警備員ということになるが、奴隷以外の女性が利用するようになるまでは俺とユーリ達が一緒に使うことになるだろう。

俺は一人で入っても良いのだが、俺の世話が仕事であるユーリ達が許してくれないだろうと思う。


その他の作業に関しては順調である。

塩もどんどん作り続けており、俺一人であれば宿に引きこもって一生食べていけるだろう金額にはなっている。

ただ増えた奴隷を養っていくためには新しい商品の開発を行う必要があり、その為には大量の塩が必要となるので住居の拡張が済めば新たな労働力を増やす必要があるだろう。

労働力と言っても実際は保護奴隷なのだが奴隷を増やすという言い回しに抵抗を感じている。

この国で保護奴隷を引き取ることはどちらかというと良いことではあるが日本人思考が抜けない俺にはどうも悪いことをしている気になる。それに保護奴隷は女性だけだし基本的には肉体関係を持つことになることも理解した為ハーレムを作ってると思われたくない気持ちから労働者を増やすという言い回しになってしまった。


順調な作業を今日も終え待ちに待った風呂の時間がやってきた。

本当の一番風呂である。

予想通り俺と別れて入るのはユーリ達に拒否された。

なので皆で一緒に入った。

部屋と違い湯をぶちまけても問題ないことから頭もさっぱりすることが出来た。

石鹸などはないのだが、それでも大量のお湯と麻布のような粗めの布を使い汚れを擦り落とすことでかなりさっぱりした。

ユーリ達もお互いで洗い合い背中などの手の届かないところや髪の毛なども綺麗になったようである。

その後皆で湯船に浸かり他愛無い会話を楽しんで家に戻った。


朝になり風呂場を覗くとすごい汚れだった。

労働者達に風呂の具合を聞いてみると凄くよかったとのことだったので、今後も使いたいなら交代で掃除をしてくれと頼んでおいた。


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